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環境Q&A

海洋の塩分濃度について 

登録日: 2004年09月23日 最終回答日:2004年09月26日 水・土壌環境 水質汚濁

No.7676 2004-09-23 12:17:16 チャチャ

海洋の塩分濃度について質問します。
海洋の塩分濃度は32〜35‰ということをよく耳にするのですが、瀬戸内海(しかもかなり内湾)において35.5‰等の値が出る場合があります。これはおかしいことなのでしょうか。また、何かの要因が無ければこのように高い塩分にはならないのでしょうか?
どなたかよろしければ回答お願いします。

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No.7677 【A-1】

Re:海洋の塩分濃度について

2004-09-23 13:50:24 JK

瀬戸内海の塩分測定値がみられるHPがありました。


http://www.pa.cgr.mlit.go.jp/gicyo/suishitu/suihei/suisitu/index.htm

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。早速拝見させていただきます。

No.7704 【A-2】

Re:海洋の塩分濃度について

2004-09-26 12:58:03 大阪府 / BEACH

瀬戸内海のような沿岸域では、黒潮流域に比べて塩分が低くなります。これは、河川から供給される大量の淡水のせいです。
塩分が高い黒潮流域でも、塩分が35を越えた値を示すことはほとんどありません。したがって、瀬戸内海では、塩分が35.5になるということは基本的にないと思います。
ただし、干潮時に潮だまりが太陽に照らされて水分が蒸発し、高塩分になることはあると思います。

なお、塩分の測定法として、以前は海水中に鉱物質がどれだけ含まれているかを化学的手法で測定していましたが、現在では海水の電気伝導度を測定して塩分値に換算しています。これを実用塩分といい、単位をつけません。ただし、実用塩分表記であることをはっきりさせるためにPSUという記号を付けることがあります。

回答に対するお礼・補足

ご丁寧な回答ありがとうございます。今私は、実用塩分を使用しております。河川の影響を受ける地域で観測を行っておりますので、この35.5という値はあまり考えられませんね。ありがとうございます。

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