一般財団法人環境イノベーション情報機構
BOD・CODと残留塩素の関係
登録日: 2004年07月02日 最終回答日:2004年07月02日 水・土壌環境 水質汚濁
No.6640 2004-07-02 17:44:14 まーくんFD
ある浄化槽の放流水をサンプリングするとします。
当然塩素滅菌の為、塩素を放流直後で添加しているのですが、
もしその放流先で、BOD・CODの項目があるとすれば、分析結果的には塩素滅菌前サンプリングと違いはあるのでしょうか?
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No.6646 【A-1】
Re:BOD・CODと残留塩素の関係
2004-07-02 21:01:13 きた (
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=1126
Q.塩素のBOD試験に及ぼす影響
BOD 42mg/l → 14mg/l
塩素注入率 1.2mg/l
という説明を受けたことがあります。
No.6648 【A-2】
Re:BOD・CODと残留塩素の関係
2004-07-02 21:36:07 aqua-play (
本当でしょうか?
42mg/lと14mg/lとでは当方の仕事上では大変な違いです
BODの測定時十分な塩素除去がされていないか、植種
の不都合など無いのでしょうか?
もう少し根拠的な話も聞きたいところです、私も仕事に余裕がある時は実際に比べて見たいです。
No.6651 【A-3】
Re:BOD・CODと残留塩素の関係
2004-07-02 22:17:46 papa (
BODは違いがあります。SSが少なく通常の注入濃度ならば、毒物に弱い硝化細菌のみが選択的に除去されていわゆる硝化抑制剤添加BODとほぼ同じ値になります。植種をしても結果はほとんど変わりません。
アンモニア性窒素由来のBODを検出するか否かの差となります。したがって完全硝化運転を行っている施設ならば滅菌前後で大きく計測値が変わることはないと思います。
浄化槽では硝化の制御が困難ですので、多少pHが低下しても完全硝化させることをお奨めします。
アンモニア性窒素1mg/lでBOD4mg/l以上の酸素消費がありますので浄化槽放流水については重要な管理ポイントです。もちろん排水基準は塩素注入後で評価されますが、処理施設の機能を把握するには注入前が適切と思われます。情報目的に応じた採取位置を選択することが必要です。
硝化細菌が消毒や毒物に敏感なことを利用した水質監視用バイオセンサーも実用化されています。
http://www.pwri.go.jp/jpn/news/20031205/suisitu.pdf
No.6656 【A-5】
Re:BOD・CODと残留塩素の関係
2004-07-02 23:26:53 きた (
本当でしょうか?
SS 12mg/l → 11mg/l
沈殿の効果という説明でした。
しかし、測定上の問題もあるのではないかと思います。
測定の行程が違ってくるので、窒素の影響を除くのは難しそうです。
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