環境Q&A

No.590 【A-1】

Re:土壌汚染について

2002-01-23 10:56:52 東京都 ／ ちしゃ （

土壌汚染についてＥＩＣネットの中には　環境情報ガイド（ EI-Guide 8.1 ）　http://www.eic.or.jp/eig/y95_0192.htm　に説明があります。

■また「平成１２年度の環境白書総論　第3章わが国の環境の現状第3節　土壌環境・地盤環境の現状」　http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/hakusyo.php3?kid=212&serial=12120&kensaku=1&word=%93y%8F%EB
にも説明があり、土壌汚染の原因として、○鉱山・製錬所などからの有害物質の流入／○廃棄物の埋立などによって有害な物質を含む土壌への直接混じってしまった場合／○工場排水による水質の汚れが土の中に流れ込んだ場合／○大気汚染物質が雨に溶け込んで降った場合−−をあげているようです。
　土壌汚染がおこると、汚れた場所が田んぼや畑だとつくった作物にも影響がありますし、地下を流れている地下水も汚れてしまうので、食品や水の汚染を通じて人の健康にも影響が表れる心配があります。
　また、土の汚れや地下水の汚れ大気汚染や川の汚れなどと比べて表に現れにくいという特徴があり、知らないうちに長い間悪い影響を受けていることも考えられますので、気をつけなくてはいけません。

■対策については「平成１２年度の環境白書各論　第1章 環境への負荷が少ない循環を基調とする経済社会システムの実現　第3節　土壌環境・地盤環境の保全」
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/hakusyo.php3?kid=212&serial=12153&kensaku=1&word=%93y%8F%EB　に情報があります。この情報によると、現在カドミウムなど合計25項目の物質について土壌環境基準　http://www.env.go.jp/kijun/dojou.html　が設定されていて、特に田んぼや畑で汚染のおそれのある地域については昭和46年度からくわしい調査が実施されているほか、○水質汚濁防止法という法律にもとづいた工場・事業場からの排水規制／○大気汚染防止法という法律にもとづいた工場・事業場からの大気の排出規制措置／○農薬薬取締法という法律にもとづいた土壌残留性農薬の規制措置／○廃棄物処理法という法律にもとづいた廃棄物の適正処理−−といったことなども行われています。

■小中学生からの質問については日本環境協会こども環境相談室を開設していますので、どうしてももっと情報が欲しいという場合はこちらで聞いてみてもよいかもしれません。　http://www.jeas.or.jp/press.html