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環境Q&A

一廃と産廃の混合処理 

登録日: 2004年01月13日 最終回答日:2004年01月14日 ごみ・リサイクル ごみ処理

No.4597 2004-01-13 00:27:15 学生

一般廃棄物処理場で産業廃棄物処理も行うという事が行われているようなのですが、実際特にそのことに対して制限はないのでしょうか?分かる方がいらっしゃいましたらお願いします。

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No.4625 【A-1】

Re:一廃と産廃の混合処理

2004-01-13 23:23:13 北海道 / きた

(事業者及び地方公共団体の処理)
法第10条
2 市町村は、単独又は共同して、一般廃棄物とあわせて処理することができる産業廃棄物その他市町村が処理することが必要であると認める産業廃棄物の処理をその業務として行うことができる。

このことだと思います。「できる」ということになっていますが、補助金等の問題は残ります。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。補助金などの問題を詳しく調べてみたいと思います。

No.4638 【A-2】

Re:一廃と産廃の混合処理

2004-01-14 14:57:27 少し知っている人

市町村が「併せ産廃」ということで、一般廃棄物の処理施設で産業廃棄物を処理することができることは既に皆さんがお答えしておりますが、なぜ進まないかということには、いくつかの理由があります。法律上の話では、既に書かれていますが、ぎりぎり言えば補助金適化法違反になりうることです。(本来廃棄物処理施設の補助は一般廃棄物の処理に係る部分にしか補助金が出ていないので、産廃については原則事業者処理責任を建前としており、はじめから産廃も処理する計画なら、その割合しか補助金はでません。)また、産廃については処理の手数料を受けることになるため、議会を通して手数料を定める条例も必要になります。そしてなにより、迷惑施設である廃棄物処理施設は、市町村がごみ処理施設を設置する場合でも反対が起こるほど、地元調整が大変であり、建設計画の段階で、地元の理解を得るために一般廃棄物しか受け入れないと約束していることが大半であります。産廃の場合には広域的に移動しており、他の市町村や県からの産廃をなぜこの市町村で受け入れなければならないか、ということで、当初段階から一般廃棄物しか受け入れないと地元の約束があるため、途中からも産廃を受け入れることはできないのが実態です。質問にもありましたが、今後各種リサイクル法が動き出して、排出抑制が進めば、市町村の受け入れる一般廃棄物が少なくなるわけですから、その余力で焼却施設は産廃の受け入れが可能になります(技術的には産廃が入れば燃焼管理は難しくなります。)ので、いいことだとは思います。。なお最終処分場は埋立期間が延命化されますから産廃を受け入れるメリットはあまりありません。また、これまでから産廃を受け入れている市町村は、余力や法的な問題よりはむしろ、中小企業対策などの理由で受け入れておりますのが実態です。

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