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環境Q&A

活性汚泥の沈降性の改善について 

登録日: 2020年11月09日 最終回答日:2021年04月09日 水・土壌環境 水質汚濁

No.41712 2020-11-09 00:14:26 ZWlf233 R

AO法により処理を行っている処理場の維持管理に携わっています。
活性汚泥の沈降性の改善についてご意見を伺えればと思い、質問させて戴きました。

もともと冬期は処理水のSS増加および透視度の低下が見られましたが、約10年前より行われてきた反応タンクの散気装置の更新(セラミックパネル(旋回流式)→メンブレンパネル(旋回流式)→メンブレンパネル(全面エアレーション式))が進むにつれて処理水のSS増加および透視度の低下している期間が長くなっています。活性汚泥のSVIは150程度ですが、ピンフロック?汚泥の分散?で処理水のSSが高いという状態です。

亜硝酸型硝化が原因ではないかと考えましたが、亜硝酸性窒素は0.5mg/L前後のため違うように思います。
またBOD-SS負荷は0.14〜0.18kgBOD/kgMLSS・日、硝化抑制運転を行っていますがこれは散気装置が更新される前とほぼ変わりません。

散気装置の溶解効率が良くなったことで、今までのBOD-SS負荷では負荷が低く、活性汚泥の沈降性が悪くなっているのでしょうか?
それとも全面エアレーション式はこれは問題ない状態なのでしょうか?

よろしくお願い致します。

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No.41793 【A-1】

Re:活性汚泥の沈降性の改善について

2021-04-09 21:18:39 レスないのでpapa (ZWlfe45


高効率の散気装置に更新する度に送気倍率が低下するので撹拌が弱くなります
経験上は全面より旋回流のほうが混合が良いように思います
今どきの流入水質では硝化抑制のAO運転はよほどSRTのコントロールが上手くない限り
亜硝酸障害に遭遇するのは避けられません
ご質問の亜硝酸濃度では障害が起こるのには十分な濃度と思いますので何かのきっかけで解体気味になるのは不自然ではないと思います
解体気味のときはSVIが低下するのでピンフロックが分散しやすいのです
散気装置の影響というよりは難しい運転方法をやっていると認識したほうが良いと思います
ステップ流入が可能なら硝化運転にしたほうが簡単で制御しやすいのではないかと思いますが

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございました。
確かに高効率になるにつれて送風量が減少しており、混合が弱くなっていると思います。
亜硝酸障害ではないと思っていましたが、十分障害が起こりうる濃度なのですね。
ステップ流入は散気装置更新の際にゲートが撤去されたのでできない状態ですが、硝化促進運転ができるか、また運転方法の見直しもしてみようと思います。

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