過マンガン酸カリウム消費量 測定不能
登録日: 2017年07月14日 最終回答日:2017年08月15日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)
No.40815 2017-07-14 17:48:33 ZWlad13 jisanmieko
プール水の過マンガン酸カリウム消費量の測定時にシュウ酸を加えた後脱色せず、15秒以上微紅色が残った時の結果はどのように判定なさっていますか。
逆滴定が成立していないため「測定不能」とされていますか。
また、塩化物イオンが300mg/L以上の場合は、「測定不能」と判断されていますか、それとも、上水試験方法に従って硝酸銀溶液を等量添加し、塩化銀に沈殿させてから測定されていますか。
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No.40829 【A-1】
Re:過マンガン酸カリウム消費量 測定不能
2017-08-15 23:33:29 火鼠 (ZWlf20
>逆滴定が成立していないため「測定不能」とされていますか。
>また、塩化物イオンが300mg/L以上の場合は、「測定不能」と判断されていますか、それとも、上水試験方法に従って硝酸銀溶液を等量添加し、塩化銀に沈殿させてから測定されていますか。
>
>あなたは、何をしたいの?判定??何を判定するの?なんのために?
プールの水なのに、消毒剤も処理しないで(測定不能)??
薬剤の反応性と、汚れの指標の意味合い考えたらどうでしょうか?
回答に対するお礼・補足
回答いただき、ありがとうございます。
厚労省は「遊泳用プールの衛生基準について」において、プール水の水質基準は大腸菌、一般細菌、pH、濁度、過マンガン酸カリウム消費量、残留塩素、総トリハロメタンの6項目を基準を設けています。過マンガン酸カリウム消費量は方法規定であり、細かな測定法は提示せず、一般的な方法であればいいとなっています。上水試験方法では塩化物イオンが300mg/Lの時は当量の硝酸銀を加えて塩化銀として沈殿させて、測定することになっていますが、衛生試験方法、水道法公定法には塩化物イオンについての記載はありません。
過マンガンカリウム消費量は有機物の汚れの指標として基準になっていると思われますが、横浜衛研の報告https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunsekikagaku/59/4/59_4_335/_pdf
のように臭素酸塩素酸の影響を受け実際よりかなり低く測定されています。また、あまり汚れがない状況で消毒剤を多量に使い臭素酸や塩素酸濃度が高いと逆滴定が成立せずシュウ酸を加えても脱色しないことがあり、測定不能となってしまうことがたびたび起こってしまいます。
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