模型実験 防音壁による騒音の透過損失
登録日: 2014年11月14日 最終回答日:2014年11月18日 大気環境 騒音/振動
No.39914 2014-11-14 14:13:30 ZWlf150 アルバート
学生です。
騒音問題を学んでいます。
防音壁(15×7.5m×6m)の縮小模型を作り、50Hzの出るスピーカー等のサブ波を利用して16Hzの低周波音を出し、その透過損失を調べたいと考えております。
壁の仕様は
鉄板3.2mm 25.12kg/m^2
ゴム制振材3mm 15kg/m^2
GW50mm 1.6kg/m^2
というように設定しました。(計算の際、周波数は16Hzを使う予定です)
この場合、模型を作製するにあたってそれぞれの壁の仕様はなんの素材で作成すればいいでしょうか?調べてみましたが、参考資料が見当たらず困っています。また、この条件で、縮小模型を作るなら、スケールはどのくらいが適切ですか、教えていただきたいです。
また考慮すべき点などあれば、挙げて頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
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No.39915 【A-1】
Re:模型実験 防音壁による騒音の透過損失
2014-11-17 13:25:01 TF (ZWl8f10
その値、どのように使うのか教えてもらえますか?
(一般的な透過損失値は乱入射に対するものですが、
測定で得られた値を用いようとする音場は、
16Hzが乱入射するような条件なのでしょうか?)
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。
工場の機械の低周波の騒音(16 Hz )を防音壁(天井付き)で遮音するのを、模型実験で再現しようと思っています。理論的な値と、実際の実測データを比較したいと思っております。
最終的には二重壁の場合も作り、遮音性度をあげた場合の実験もする予定です。
乱入射に対するものだと考えております。
No.39916 【A-2】
Re:模型実験 防音壁による騒音の透過損失
2014-11-18 12:38:45 TF (ZWl8f10
透過損失の測定は模型実験であってもJISに準じた方法を採るのが基本かと思います。もし別の方法を用いるのであれば、その方法で得られる値が本当に透過損失相当値であるのかを、きちんと吟味するステップが必要でしょうね。
仮に縮尺1/5模型を用いるのであれば、16Hzに対応する周波数は80Hzになりますので、普通のスピーカで試験音は出せます。
実寸で16Hzの透過損失となると、おそらく質量制御領域ではなくスティフネス制御領域になりますので、試験体材料の選定はともかく、試験体の支持方法の検討が重要になると思います。
No.39917 【A-3】
Re:模型実験 防音壁による騒音の透過損失
2014-11-18 12:52:59 TF (ZWl8f10
先に書かれた[15×7.5m×6m]が工場の実寸なら、16Hz(波長21m)は拡散しないので、乱入射ではありません。その工場の縮尺模型を作って測定するつもりであれば、測定しようとしている値はおそらく「透過損失」では無いと思います。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。
低周波の騒音なので考慮しなければならない条件が「普通」の周波数帯よりも多いことを把握しました。
透過損失の値にするために、拡散する状態を作るように検討してみます。
また質量則ではなくスティフネス制御を考えてみます。
No.39919 【A-4】
素材が問題なのでは?
2014-11-18 22:58:15 todoroki (ZWl7727
→ 学生さんとのことなので卒論や学生実験が思い浮かびますが、
むしろ何の素材を選ぶかによって、結果が結構変わってくると思います。
逆にこの低周波で素材が問題にならないというのであれば、
いわゆる重厚長大産業工場の壁素材でいいような気がしてしまいますが?
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。
素材については厚さのみで選ぶもの、剛性を考慮したものそれぞれで実験しようと考えています。
ただスケールを1/5で考えているため、そんなに薄い材で素材の選択肢があるのかが心配です。
素材選びも慎重に考えたいと思います。
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