下水放流水のpHの影響について
登録日: 2012年07月21日 最終回答日:2012年07月24日 水・土壌環境 水質汚濁
No.38562 2012-07-21 21:06:26 ZWle836 たろ
下水処理施設の管理をしています。放流水の水質基準に「pHは5.8〜8.6」というのがあるのですが、極端な話、放流水のpHが1や14の強酸性水や強アルカリ水となった場合、魚や人間に不都合はあるのでしょうか?
日本水処理工業株式会社さんのHPによれば水質基準は「人体に対する影響に関するものではなく、浄水処理の方法や設備などの腐食という観点から設定されています。」
http://www.mizu-shori.com/04/%E8%AA%BF%E3%81%B9%E3%82%8B/04-3/04-3-11/04-3-11-1/
とあります。
ということは、水生生物は極端な話、pHが1や14の水(放流水)でも影響はないのでしょうか。
人間は強酸性水や強アルカリ水を日常的に飲んでも何ら影響はないのでしょうか。
日々pHを「異常なし」と測定しているのですが、そもそもpHとは何を測定しているのか、ふと疑問に思いました。
「水素イオン濃度の・・・」云々と言われればそれまでですが。
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No.38563 【A-1】
Re:下水放流水のpHの影響について
2012-07-21 22:29:50 たそがれ (ZWla61d
人間は強酸性水や強アルカリ水を日常的に飲んでも何ら影響はないのでしょうか。
文字通り、本当に極端な話をされていると感じます。
確かにpHは排水基準の中でもBODやSS同様、有害物質ではなく生活環境に影響を及ぼす項目というくくりになっています。pHについては主に金属やコンクリートの構造物を腐食させる恐れがあるということで項目指定されているようです。しかしそれは5.8ー8.6をある程度外れた場合の想定であり、pH1や14を想定している物ではありません。
濃硫酸や水酸化ナトリウム溶液を飲んだらどうなりますか(本当に飲まないで下さいよ)
また、北欧の湖はpHがどうなっているか、その結果水生生物はどうなっているか、確認する材料は多くあります。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
以前ホシザキ様で強酸性水・強アルカリ水を生成する装置の説明を受け、
「水だから強アルカリでもさわって安全です」と言われていたような・・・?
http://www.hoshizaki.co.jp/p/e-water/
そのため、水のpHとはなんなのよ?と思いました。
おっしゃる通り、濃硫酸や苛性ソーダを飲んだら大変なことだと思います。
先輩や元請けの大手水処理会社の方にも放流水のpHが極端に低い場合はどうなるのか聞いても、感覚的にはみなさん「悪いことが起きる」とは言うものの、
じゃあどういうメカニズムで極端なpHが悪いのかを聞くと、誰もが「そういやそうだね、pHってなんだろうね?」ということになって、結局謎です。
No.38566 【A-2】
Re:下水放流水のpHの影響について
2012-07-22 16:55:32 Lake (ZWla752
酸性水の影響で思いつくものと言えば…
http://www.tatsuko.net/tazawako/tamagawa/tamagawa.html
回答に対するお礼・補足
資料の例示ありがとうございます。
玉川温泉は日本一pHが低い温泉で有名ですよね。
しかし玉川の場合は塩酸が悪さをしているので
下水放流水の場合は(管理はOD法です)無酸素状態における硝化菌の
呼吸プロセスにおいてpHがさがるので、直接塩酸や硫酸といった有害物質が
生成するわけではないので、ちがうかなぁ?と思っています。
それにしたってpHは4近くまで下がらないと言われてはいますが。
No.38568 【A-3】
Re:下水放流水のpHの影響について
2012-07-22 17:43:33 tom (ZWl4555
体内環境と著しく違う環境にさらされると体内バランスが狂うと思います。
もし、強酸強アルカリの液を体内摂取すると浸透圧の関係から体内の水分が薄めようと流出し、脱水状態になるかと思います。
何よりもそんな液性の成分は体にいいとは思えませんし、他の有害成分を溶解しそうで、酸アルカリ以外の影響も出そうです。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
納得いたしました。
生物の恒常性という観点から浸透圧の関係上、脱水症状等(アルカリの場合、胃のpHの変化による消化不良?)がおきるというわけですね。
大変良い回答をありがとうございました。
誰も極端なpHの水について「悪いことが起きる」程度の感覚的な理解であったので、勉強になりました。
No.38569 【A-4】
Re:下水放流水のpHの影響について
2012-07-22 22:53:35 Lake (ZWla752
塩酸の成分はH+(正確にはH3O+)とCl-ですよね。
どちらも適正な量なら悪さはしません。
pHって簡単なようで説明が難しいですね。
回答に対するお礼・補足
確かに適正量でしたら悪さをしませんね。
pHって毎日簡単に現場で測定する割には、その意味を説明できるかと言われると
難しいですね。
No.38571 【A-5】
Re:下水放流水のpHの影響について
2012-07-23 11:50:25 papa (ZWlbd18
それら以外でしたら、いわゆる「水商売系」の解説とか
http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/lab/wwatch/alkalli/list
健康食品系の客観情報とか
https://hfnet.nih.go.jp/
など
回答に対するお礼・補足
資料の例示ありがとうございます。
基準は設備保護のため、ということで理解いたしました。
極端なpHの水を取り入れると恒常性維持のため脱水症状などの
症状が出て害がある、ということで理解いたしました。
といっても、下水の処理水で強酸や強アルカリになることはあり得ないのですが、「5.8〜8.6である」と決められていると、じゃあそれ以上、それ以下になったらどうなるの?
というのが疑問でした。
No.38580 【A-6】
Re:下水放流水のpHの影響について
2012-07-24 19:08:49 SSS (ZWlbd9
5〜8と一桁の数字の感覚なのでは。
5と8では3桁違いますよね。
1と14では何桁違うんですか。
1と14と並列に並べてはいけないのでは。
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