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環境Q&A

汚泥界面 

登録日: 2012年06月01日 最終回答日:2012年06月03日 水・土壌環境 水質汚濁

No.38422 2012-06-01 18:34:44 ZWldb37 としくん

大変基本的な質問で申し訳ないです。

 最終沈殿池での汚泥界面とは、@沈殿池水面から汚泥界面までの深さのことなのでしょうか?それとも、A沈殿池底部から汚泥界面までの高さなのでしょうか?

 先輩から@が正解と教わったのでそれが正しいと思っていたのですが、最近、回分式活性汚泥法の施設に移動になり疑問に感じたのですが、回分式の場合、流入量によって槽の水深がばらばらなので、@より、汚泥界面が処理水引抜停止水位より下かどうかを示すAが重要なのかなと思ったのですが、汚泥界面は?と聞かれた場合、@の測定値を答えるのが正解なのでしょうか?

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No.38425 【A-1】

Re:汚泥界面

2012-06-01 23:26:00 papa (ZWlbd18

どちらが正解というようなものではないので、関係者の間で誤解のないよう基点を決めればよいと思いますが。
ところで、私の知りうる限りでは、池底から界面までの距離をホースやパイプで計測しているようなところでは底を基点
計装設備の超音波界面計で界面計測しながら排出ゲートを開いているような回分式では水面を基点としている場合もあるかと思います。
関係者の間で誤解がなく運用でき、計測方法を考慮したやり方ならどちらでもかまわないと思います。
私のところは特に変わった池構造でもなく、界面計もないので定期的にホースを池底までおろして計測しています。そのため基点は池底ですが、矩形池で勾配があるので計測地点を固定しています。
10数年前から複数池の汚泥引抜がサイクリックなシーケンスとなり、汚泥濃度計のトレンドを見ていれば沈殿池の界面の状況把握が容易になったので、最近は界面計測の頻繁は少なくなっています。

回答に対するお礼・補足

papaさん回答ありがとうございます。
あまりにも質問が基本的すぎて、回答を拒まれているのかと心配していました。

質問する前に、自分なりに本やネットで色々調べてみたのですが、回分式の汚泥界面の計り方が明確に記された記述が見つからなかったもので質問させていただきました。
こんなつたない質問に回答していただき、本当に感謝です。

No.38430 【A-2】

Re:汚泥界面

2012-06-03 13:08:53 papa (ZWlbd18

ご質問の内容は決して初歩的なものではありません。
処理場を運転する上では、業務にかかわる全ての人たちの共通認識としての基点が了解されていないと事故や故障のもとになります。
そういった意味ではご質問のような事項を再確認しておくことはぜひとも必要なことです。
維持管理指針に書いてあるからとハウツー的に標準活性汚泥法処理場ではSVは30%以下にしなければならないと委託会社に指示している人がありました。推察するに、MLSS2000でSVI150以下ということなのでしょうが、昨今硝化運転しているところではMLSSは2000を超えているところがほとんどで、硝化を抑えているところではMLSS1000前後くらいで運転していると思います。そういった事情もわからずに知ったかぶりしている水質屋さんが残念ながらずいぶん増えてきたように感じています。
基本に戻って意味を考えるという思考回路を喪失せずにこの仕事に長年携わるということは大切なことと思います。
このQAにはその道のプロというべき皆さんがたくさんいらっしゃいます。遠慮せずお尋ねください。

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