一般財団法人環境イノベーション情報機構
0℃ 100%の白煙の防止について
登録日: 2012年03月06日 最終回答日:2012年03月10日 大気環境 その他(大気環境)
No.38149 2012-03-06 17:30:06 ZWle558 nori
あるプラントを計画している中で排ガスの煙突出口条件として、外気温が0℃、100%でも白煙がでないこととされています。
排ガスの性状は350℃、水分9%なのですが、外気と混合される過程でどうしても白煙は出てしまうんではないかと考えています。
化学便覧等見ても難しくてよく理解できず、これまで白煙防止はプログラムを使用しており、こういった極端な条件はカバーできておらずエラーがでます。
素人っぽい質問で恐縮ですが、分かる方、ここを見れば分かるという方がいればご教示ください。
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No.38151 【A-1】
Re:0℃ 100%の白煙の防止について
2012-03-06 20:02:39 sumi (ZWl161a
圧力も関係すると思いますが、ご質問の条件では、排ガスが空気に混じって外気の割合が次第に増えると、混合空気が水蒸気過飽和になって白煙(湯気)が生じることは、避けられないように思います。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。
そうですよね、よぼど極端なことをしないと白煙防止は難しいと考えており、本当に正しいのかなと思い、質問させていただきました。
そもそもこんな条件は現実にはないと思いますんで、過剰なスペックだと思っています。
No.38164 【A-2】
Re:0℃ 100%の白煙の防止について
2012-03-10 15:57:34 su (ZWle22b
> そもそもこんな条件は現実にはないと思いますんで、
とありましたので、過剰スペックの様な気はしますが、勝手な意見としてお読み下さい。
ウィキペディアで飽和水蒸気量を検索すると、
0℃のときに4.85g/m3
今、排ガス温度350℃
排ガス中の水分9%(体積百分率?)なので、
排ガス中の水分量=18×(1000×9/100)/22.4=72.3g/m3
排ガスを0℃、相対湿度50%の乾燥空気で30倍に希釈すると、
(72.3+(4.85×0.5×29))/30=4.75g/m3
飽和水蒸気量4.85 > 希釈後水蒸気量4.75 なので、
この条件であれば、白煙は発生しない。
こんな単純なものでは無いでしょうが考え方として、
1.排ガスをできるだけ除湿する。
2.乾燥空気で希釈する。
どんな施設か分かりませんが、何か理由があるのかも知れません。
結局はお金の問題(費用対効果)になると思います。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。
そうなんですよね。コストさえ気にしなければなんとでもなるんでしょうが・・・。
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