Polidocanol(CAS 3055-99-0)は化管法に該当しますか?
登録日: 2011年02月10日 最終回答日:2011年03月16日 健康・化学物質 有害物質/PRTR
No.36504 2011-02-10 17:55:15 ZWldc4f koharu
Polidocanol(CAS 3055-99-0)がPRTR法の1-407 "ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル
(アルキル基の炭素数が12から15までのもの及びその混合物に限る。)"
に該当するかどうかについて教えていただけますでしょうか?
Polidocanol(CAS 3055-99-0)の構造式を見ると
C12H25(C2H4O)9H
となりアルキル基の炭素数が12となり該当するように思えるのですが、
化学物質総合情報提供システム
(http://www.safe.nite.go.jp/japan/sougou/view/SystemTop_jp.faces )
ではPRTR法非該当となってます。
その一方で、ポリ(オキシエチレン)=ドデシル=エーテル (CAS 9002-92-0 )はPRTRに該当となっております。
この違いについて教えていただけると助かります。
CAS番号 3055-99-0
日本語名 該当名称なし
英語名 3,6,9,12,15,18,21,24,27-nonaoxanonatriacontan-1-ol
分子式 C30H62O10
CAS番号 9002-92-0
日本語名 ポリ(オキシエチレン)=ドデシル=エーテル
英語名 Poly(oxy-1,2-ethanediyl), .alpha.-dodecyl-.omega.-hydroxy-
分子式 (C2H4O)nC12H26O
総件数 9 件 page 1/1
No.36506 【A-1】
Re:Polidocanol(CAS 3055-99-0)は化管法に該当しますか?
2011-02-10 21:26:32 妹背の滝 (ZWlaf1a
>(アルキル基の炭素数が12から15までのもの及びその混合物に限る。)"
>に該当するかどうかについて教えていただけますでしょうか?
>
>Polidocanol(CAS 3055-99-0)の構造式を見ると
> C12H25(C2H4O)9H
>となりアルキル基の炭素数が12となり該当するように思えるのですが、
>化学物質総合情報提供システム
>(http://www.safe.nite.go.jp/japan/sougou/view/SystemTop_jp.faces )
>ではPRTR法非該当となってます。
>
>その一方で、ポリ(オキシエチレン)=ドデシル=エーテル (CAS 9002-92-0 )はPRTRに該当となっております。
>
>この違いについて教えていただけると助かります。
>
>
>CAS番号 3055-99-0
>日本語名 該当名称なし
>英語名 3,6,9,12,15,18,21,24,27-nonaoxanonatriacontan-1-ol
>分子式 C30H62O10
>
>CAS番号 9002-92-0
>日本語名 ポリ(オキシエチレン)=ドデシル=エーテル
>英語名 Poly(oxy-1,2-ethanediyl), .alpha.-dodecyl-.omega.-hydroxy-
>分子式 (C2H4O)nC12H26O
>
(C2H4O)の重合度が、「9」なのか「n」なのかの違いと推測します。
ポリ○○と命名する場合、「9」では少なすぎるのかも知れません。
(独)製品評価技術基盤機構に直接問い合わせれば、親切に教えてくれますよ。
以下、HPから抜粋
問合せ先E-mail:safe@nite.go.jp
(※ NITEでは、hotmail.com、yahoo.comなど迷惑メールが蔓延している一部のフリーメールはお受けしておりません。
また、これらフリーメールから送信されましても、不達メッセージは返信されませんのでご注意下さい。
勤務先や学校など、フリーメール以外のメールアドレスをお使い下さいますようお願いいたします。)
回答に対するお礼・補足
丁寧に教えていただきありがとうございます。
(独)製品評価技術基盤機構にもすでに問い合わせていたのですが、1週間ほどたっても回答がないためこちらに質問させていただいた次第です。
機構から回答がありましたらまた、こちらにコメントさせていただきたいと思います。
No.36508 【A-2】
Re:Polidocanol(CAS 3055-99-0)は化管法に該当しますか?
2011-02-11 07:33:45 門外漢 (^^) (ZWl4d53
>(アルキル基の炭素数が12から15までのもの及びその混合物に限る。)"
>に該当するかどうかについて教えていただけますでしょうか?
>
>Polidocanol(CAS 3055-99-0)の構造式を見ると
> C12H25(C2H4O)9H
>となりアルキル基の炭素数が12となり該当するように思えるのですが、
>化学物質総合情報提供システム
>(http://www.safe.nite.go.jp/japan/sougou/view/SystemTop_jp.faces )
>ではPRTR法非該当となってます。
>
>その一方で、ポリ(オキシエチレン)=ドデシル=エーテル (CAS 9002-92-0 )はPRTRに該当となっております。
>
>この違いについて教えていただけると助かります。
>
>
>CAS番号 3055-99-0
>日本語名 該当名称なし
>英語名 3,6,9,12,15,18,21,24,27-nonaoxanonatriacontan-1-ol
>分子式 C30H62O10
>
>CAS番号 9002-92-0
>日本語名 ポリ(オキシエチレン)=ドデシル=エーテル
>英語名 Poly(oxy-1,2-ethanediyl), .alpha.-dodecyl-.omega.-hydroxy-
>分子式 (C2H4O)nC12H26O
>
Polidocanolの構造式は
C12H25-O-(C2H4O)9H で 末端は -OHのアルコール
ポリ(オキシエチレン)=ドデシル=エーテルは その名の通り エーテルで末端は
C2H5-と -C12H25
別物ですな
No.36510 【A-4】
Re:Polidocanol(CAS 3055-99-0)は化管法に該当しますか?
2011-02-11 09:54:36 門外漢 m(__)m (ZWl4d53
ポリ(オキシエチレン)=ドデシル=エーテル
も末端 hidroxy
ですね(⊃д`)
浅薄な者がえらそうな事を言って
申し訳ありませんでした
訂正して陳謝いたしますm(_ _)m
妹背の滝さまのおっしゃる通りと思います。
No.36521 【A-5】
Re:Polidocanol(CAS 3055-99-0)は化管法に該当しますか?
2011-02-14 11:34:15 妹背の滝 (ZWlaf1a
http://qsar.cerij.or.jp/SHEET/F2001_21.pdf#search='ポリ(オキシエチレン)=ドデシル=エーテル'
これによると、PRTR法ではオキシエチレン基_(CH2CH2O)の重合度nについて、規定がないようです。
このあたりがNITEから回答が来ない原因かもしれませんね。
No.36523 【A-6】
Re:Polidocanol(CAS 3055-99-0)は化管法に該当しますか?
2011-02-14 13:50:10 こん (ZWl144
ただこの単品が試薬レベルを越えて実用されているか疑問です。もしそうならメーカーの見解を聞くのが良いと思います。
もしあなたがその立場なら該当として問題ないと思います。
なお、C12H25(C2H4O)9H は C12H25-O(C2H4-O)9-H か C12H25(OC2H4)9-OH ですね。
(「ポリ」はたとえ1でも、特定しなければポリに含むと思います。通常は2以上ですが)
No.36536 【A-7】
Re:Polidocanol(CAS 3055-99-0)は化管法に該当しますか?
2011-02-15 13:06:17 妹背の滝 (ZWlaf1a
>日本語名 該当名称なし
>英語名 3,6,9,12,15,18,21,24,27-nonaoxanonatriacontan-1-ol
>分子式 C30H62O10
>
>CAS番号 9002-92-0
>日本語名 ポリ(オキシエチレン)=ドデシル=エーテル
>英語名 Poly(oxy-1,2-ethanediyl), .alpha.-dodecyl-.omega.-hydroxy-
>分子式 (C2H4O)nC12H26O
上記2物質とも、化審法データベースで検索すると
同じ化審法番号「7-97」になっています。
http://www.safe.nite.go.jp/jcheck/Top.do;jsessionid=01918BA544435B5C77FD902631E0D32F
ということは、日本国内では同じ物質(群)と分類されていることになり、
PRTR法上の扱いも同じ、と考えるほうが妥当と思います。
PRTR法の管轄は、経産省_製造産業局_化学物質管理課ですので
NITEから返事がない場合は、そこに直接問い合わせてみてはいかがでしょうか?
経済産業省製造産業局化学物質管理課
TEL: 03-3501-0080 <一般的なお問い合わせ>
03-3501-1511 (内線3694、3695) < PRTR開示請求 >
FAX: 03-3580-6347
E-mail: qqhbbf@meti.go.jp
No.36680 【A-8】
Re:Polidocanol(CAS 3055-99-0)は化管法に該当しますか?
2011-03-11 11:07:40 koharu (ZWldc4f
また、その後調べてみたところ、エトキシスクレロール1%注射液 及びポリドカスクレロール0.5%注2mL / ポリドカスクレロール1%注2mL / ポリドカスクレロール3%注2mL として医薬品として販売されていました。
化管法は医薬品を適用除外としていませんので、1%を超えるものはこれらの製品もPRTR及びMSDSの対象となるようです。
No.36684 【A-9】
解決できて良かったですね。
2011-03-12 20:24:51 妹背の滝 (ZWlaf1a
>化学物質排出把握管理促進法(化管法)に基づくPRTR制度及びMSDS制度の対象となるという事でした。
約束通り結果を報告いただきありがとうございます。
時間はかかったようですが、解決できて良かったですね。
回答した一人として非常にうれしく思います。
これで私もPRTR法に関し、一つ知識が増えました。
こちらも覗いてみてください。
http://www.eic.or.jp/qa_new/index.php?act=view&serial=36647
A-4
回答に対するお礼・補足
皆様
ご回答&サポートありがとうございました。
しかしながら現状としてポリドカノールは排出管理は十分なされていないと思われます。MSDSもGHS対応の日本語のものはほとんど見た事ありません。
とりあえずNITEのPRTR欄に該当と表示されなければなかなか周知されないだろうともいます。
No.36719 【A-10】
Re:Polidocanol(CAS 3055-99-0)は化管法に該当しますか?
2011-03-16 09:22:43 妹背の滝 (ZWlaf1a
化審法番号「7-97」に該当する物質に関するものです。
http://www.safe.nite.go.jp/kasinn/kasinn_faq.html#04
あなたの問合せが背景にあるのかもしれません。
NITE運営のCHRIPにて、CAS#3055-99-0検索してみましたが、
まだPRTR法「該当」と修正されていませんでした。
そのうち修正が入るのではないかと思います。
ところで「ポリドカノール」は、国内に多量に製造あるいは輸入され、
販売・使用されているのでしょうか?
また、環境に対する負荷が高い物質
(難分解性、高蓄積性あるいは環境ホルモン)なのでしょうか?
具体的データや知見をお持ちでしたらご回答下さい。
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