一般財団法人環境イノベーション情報機構
海水が含まれている地下水中の水銀測定について
登録日: 2010年11月06日 最終回答日:2010年12月13日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染
No.35996 2010-11-06 00:10:49 ZWlda25 てんてこまい
還元気化法で測定したのですが、塩素の妨害があるのか高い数値を示しています。
そこでお聞きしたいのがJISにある「塩素が多量に含まれる試料の場合、塩酸ヒドロキシアミンを過剰に加える」の過剰とはどの程度でしょうか?当方で4g程加え、窒素で追い出したのですが数値は変化しませんでした。
また、海水中の水銀測定では金カラムを使った方がよいでしょうか?
ご教授の程よろしくお願いします。
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No.36196 【A-1】
Re:海水が含まれている地下水中の水銀測定について
2010-12-13 22:30:28 津久葉山禄 (ZWldb10
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>そこでお聞きしたいのがJISにある「塩素が多量に含まれる試料の場合、塩酸ヒドロキシアミンを過剰に加える」の過剰とはどの程度でしょうか?当方で4g程加え、窒素で追い出したのですが数値は変化しませんでした。
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>また、海水中の水銀測定では金カラムを使った方がよいでしょうか?
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>ご教授の程よろしくお願いします。
『JISにある「塩素が多量に含まれる試料の場合』は、過マンガン酸処理によって塩素が生成し、これが波長253.7nmに吸収を持つので正の誤差を生じるのです。
『塩酸ヒドロキシアミンを過剰に加える」』のは、この生成した塩素を十分に還元するためです。
したがって、『過剰』とは、この生成塩素量に対してですから正確に生成塩素の量を量り、それより十分な過剰量とお考えください。適正な過剰量については、自ら、過剰量の3段階程度実施してその測定値を検討されれば、自ずから分かると思います。
また、装置によっては、配管内に塩素が残留することがあります。この場合は、窒素ガスによって追い出す必要があります。
回答に対するお礼・補足
お礼が遅くなりすみません。
いろいろ検討した結果、配管内もしくは室内のコンタミが影響していたようです。
回答ありがとうございました。
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