一般財団法人環境イノベーション情報機構
塩化物イオン濃度の測定
登録日: 2010年03月29日 最終回答日:2010年03月30日 水・土壌環境 水質汚濁
No.34441 2010-03-29 10:14:15 ZWld233 chi-
塩化物イオンのイオン電極法について教えていただきたく、お願い致します。
標準液1,000mg/lの標準液を何段階かで希釈することになっていますが、希釈した10mg/l溶液はどれくらいもつのでしょうか?
毎回、希釈することが望ましいのはわかりますが、毎日の測定となると、毎回というのもなかなか手間がかかります。
ご回答よろしくお願い致します。
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No.34448 【A-1】
Re:塩化物イオン濃度の測定
2010-03-30 16:14:39 新米環境担当者 (ZWlbc4f
無機イオン標準液は分解しにくいので理論上は半永久的に持ちます。ただし、求める分析精度と保存期間によって、保存容器の汚れや微生物コンタミ等によるトラップが馬鹿にならなくなります。無菌充填および無菌状態で希釈しているわけではないでしょうから、結局検量線をとる都度希釈というのが実情でしょう。ストックである1,000mg/L標準液も同様で、だいたい数ヶ月程度の期限を設けているところが多いのではないでしょうか。
何点で検量線を取っているかにもよるのですが、弊社では、検量線をとりつつ前回との応答誤差検証をしています。前回に比べ大きくずれる場合、機器メンテのPDCAが動きます。再分析、測定間違いのリスク回避のためにも、分析の都度何点かの標準液測定は必要と考えています。
そこまでの精度を求めない場合、機器の電源をを落とさないでつけっぱなしにし、1週間に一度くらい検量線を取り直すという運用で切り抜けることもできます。ただし機器によってはセンサー劣化が早いため、積極的にお勧めはしません。
回答に対するお礼・補足
やはりその都度、調整すべきものなんですね。
1日1回、サンプルも2検体程度なので、手間をかけたくなかったもので・・・。
1週間に1度とまでいかなくても、週2程度で、検量線を取り直してみます。
それでセンサーの劣化があまりに速いようでしたら、毎回、検量線を作成します。
ご回答ありがとうございました。ほんとに助かりました。
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