環境Q&A

No.33173 【A-1】

Re:硫黄による重金属対策について

2009-08-28 07:53:20 一期一会 （ZWlb84a

硫化ナトリウム等により硫化物を生成し不溶化するという方法は確かにありますが、ご指摘の通り、硫化水素の問題の懸念がある状況では、その対応も必要かと思います。

No.33179 【A-2】

Re:硫黄による重金属対策について

2009-08-28 17:46:53 くろ （ZWl5646

考えすぎです。

土壌汚染対策法の施行以前は、不溶化が汚染土対策の主流であり、硫化物にして不溶化する方法は一般的でした。

条件があえば、硫化水素が発生するかもしれませんが、不溶化した土と石膏ボードでは、同じ体積なり重量に含まれる硫黄の量は桁違いでしょう。
硫化水素の発生は、硫黄が溶け出すことも要因の一つです。石膏は以外と水に溶けるので、硫化水素が発生しやすいと言えます。

No.33192 【A-3】

回答では、ありません。私も教えてほしい。

2009-08-30 02:46:04 火鼠 （ZWl8329

過去の埋め立て地で、硫化水素の発生って？多くないですか？？
金属固定でなくて、安定５品目の埋め立てのはずが？？とか。
昔の埋立地で、白煙（水蒸気）とか。発火とか？（メタン？）
紙なんか、硫酸分かなり含むし、土の中で、硫酸還元菌ってかなり元気になるのでは？？
硫化ナトリウムって、一般（処理場）では、使用されるのでしょうか？実験室規模なら、良いかな〜って思いますが（かなり身勝手）、処理場規模だと、硫黄分の添加は後が怖いような気がします。

No.33215 【A-4】

Re:硫黄による重金属対策について

2009-09-02 22:05:35 おせんち （ZWlb24a

＞土壌中で硫酸根が還元されて硫化水素になることはあります。一方、重金属の硫化物の硫黄はそれ以上還元されることはありません。逆に何らかの原因で硫化物が酸化されると遊離硫黄が出来ます。その時、一部が亜硫酸まで酸化され、それが今度は還元されて硫化水素を生じるルートもありますが、土壌環境中では、そのような状況は、あまりないとと思います。可溶性硫酸根と不溶性硫化物が同一条件下で両者から硫化水素が発生することは考えられません。
　硫化物は、強い酸に触れると硫化水素が発生します。他の原因で発生した硫化水素が空気中の酸素に酸化され硫酸が生じ、それが硫化物と接触し、重金属を可溶化して硫化水素が発生するルートがあるかも知れません。しかし、この場合は、硫化水素の発生以上に、重金属の可溶化、流出の方が重大問題です。
　通常の埋立地において、硫酸根が還元されて硫化水素が発生するような状態では、ほとんどの重金属硫化物は安定しており流出しません。土壌中の重金属硫化物から絶対に硫化水素は発生しないとは言い切れないでしょうが、相当特殊な条件の場合に限られるのではないでしょうか。
　但し、埋め立てる重金属硫化物そのものが過剰の硫化ソーダの添加で、すでに硫化水素臭を呈している場合もあります。