融雪剤が混入しているかもしれないBODについて
登録日: 2009年02月17日 最終回答日:2009年02月25日 水・土壌環境 水質汚濁
No.31307 2009-02-17 12:55:50 ZWlc12e BLANCA
こんにちは、初めての投稿ですので文章に失礼がありましたらご容赦ください。
今回分析したBODの結果についてなのですが、通常は河川水ですので希釈せずに原液のままBODをつめているのですが、今回のサンプルは若干CODが高かったので原液と2倍希釈のものをつめて5日後に滴定したところ、原液よりも2倍希釈のほうが5倍もBODの値が高く出てしまいました。
pHも中性で生活環境項目としてはCODのみが若干高い数値だったのですが、果たして通常の河川の状態として原液の数値を使用すべきか、希釈した数値を使用すべきか迷ってしまいました。
このような結果が出たのは初めてなのですが、皆様の経験でこのような結果が出たことはありますでしょうか?
採水された方に聞くと、もしかしたら融雪剤が混入しているかも??
とのことでしたがそれもハッキリは確認できていないようです。
融雪剤混入でBODが高くなるという話は聞いたことがあるのですが、原液では低く(BOD値1.2mg/L)、希釈により数値が上昇するということはあるのでしょうか。。。
経験のある方がもしいらっしゃいましたらお答えどうぞよろしくお願いいたします。
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No.31324 【A-1】
Re:融雪剤が混入しているかもしれないBODについて
2009-02-18 08:41:39 XJY (ZWlba48
または、クリーニング店の漂白にオゾンを使用していた等の原因が認められました。
融雪剤については文献によるとBODには影響ないようになっています。
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回答に対するお礼・補足
融雪剤ではなく、残留塩素が混入している可能性が考えられるのですね。
上流にどのような施設があるのか調査後、改めて前処理・再分析したいと思います
ご返答有難うございました。
No.31368 【A-2】
Re:融雪剤が混入しているかもしれないBODについて
2009-02-22 16:21:55 papa (ZWlbd18
用途によってはCMAや尿素などBODやN-BODとして検出されるものもあります。また、ゲレンデ整備のために硫酸アンモニウムなどが使用されていた例もあります。
したがって、有機物以外の要素を詳しく調べて見ないと原因究明はなかなか困難と思います。
回答に対するお礼・補足
ご回答有難うございます。
残留塩素のせいでは無い様で、いったい何が影響しているのかわからなかったので参考になりました。
融雪剤や解氷剤もBODに影響する物質が含まれている可能性があるのですね。
しかし、N−BODなどに影響があるのであれば、原液で詰めたものも高いBODとなり、5日後に滴定したときにはDOが低くなっていそうな気がするのですが。。。
そんなことは無いのでしょうか。
勉強不足ですみません。。。
アドバイス有難うございました。
No.31395 【A-3】
Re:融雪剤が混入しているかもしれないBODについて
2009-02-25 00:36:51 みっちゃん (ZWl8a13
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このようなことはいくらでもあり得ます。
手技の失敗(初期の混合時の過誤とか密栓時の過誤など)
調整時の酸素量の調整過誤(希釈液は飽和しているよう調整されているでしょうが、原液の初期酸素量が適当であったのか)
実験開始時の水温調整の過誤(冷蔵したまま使用していませんか)
毒物の混入(原液と二倍液ではあまりないですが)
含まれている有機物の特性(難分解性の有機物ではママあります)
また、希釈液を使用した場合と原液の場合では、含まれる菌叢が異なるので、連続した希釈と考えない方が良いのです。原液と希釈で分析する場合には、中間の希釈倍率の検体を用意すべきです。
上記を検討するには、可能なら追分析。
重要な分析なら、シングルボトルでなく複数のボトルで行なう必要があります。
回答に対するお礼・補足
ご回答有難うございます。
手技の失敗→DO瓶2本詰めで滴定誤差無し。
調製時の酸素量→原液のほうも飽和調製しています。
水温調整→20℃に調製して飽和状態にしています。
ので、上記に関しては大丈夫ではないかと思います。
ただ、毒物の混入に関してはわかりません。
中間での希釈倍率というか、再採水して分析しましたら、やはり原液は1.3mg/L、5倍希釈で29mg/L、8倍希釈で32mg/L、2倍〜4倍希釈は消費量が範囲外となりました。CODは56mg/Lに上昇していました。
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