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環境Q&A

産業廃棄物の処理について 

登録日: 2008年10月24日 最終回答日:2008年10月25日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物

No.30018 2008-10-24 23:39:49 ZWlbb2c k.k

廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令で、「汚泥の埋め立て処分を行う場合には含水率を85%以下にすること」とあるのですが、水分が多いと何か不都合があるのでしょうか?
また、有機性汚泥の埋め立てでは、熱灼減量15%以下にすると無機性汚泥と同じ埋め立て方法が可能になると思うのですが、有機物が多いと何か不都合があるのでしょうか?

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No.30023 【A-1】

Re:産業廃棄物の処理について

2008-10-25 20:13:32 おせんち (ZWlb24a

>廃棄物に係るいろいろなこと、裏も表も百も承知で質問をしているように思われます。
 おそらく85%、15%について、少々の疑問をお持ちなのでしょう。事実、十分に安心できる基準ではない場面もたまにはあります。それでは、86%、16%ならば「何かと不都合があるのでしょうか」と言わなくても済みますかと問うても、そうは行きません、となるでしょう。おそらく、1%ずつ増やしていっても、そこで良いよとはならないはずです。これらの苦しまぎれの基準は、まったく根拠のない数値であるとお考えではないですよね。水分については、埋立地にどんなに大雨が降っている時でも、守らされることになります。
 貴方のお気持ちを汲んで、汚泥の含水率100%にすると、埋立地に散水をしているような状況になってしまいます。廃酸、廃アルカリも埋立可能になります。また、熱灼減量を取りあえず有機物と仮定して、100%熱灼減量の廃棄物を埋立すると、その後、高温で発酵、腐敗しながら多量の悪臭ガスを発生し、ほとんどすべてが大気中に気散してしまいます。大気、水質、悪臭等に対する埋立地の構造基準を根本的に作り直せば、基準撤廃も可能かも知れません。しかし、最終的には、埋立に係る一切の基準について、撤廃することにもつながっていきます。
 基準は、何処かに線引きをして、はじめて成り立ちます。それらの基準レベルを研究した半世紀ほど前の、つたないとおっしゃるかも知れませんが、研究報告を探して見てください。極めておおざっぱに言いますと、85%は、流動性がほとんど無く、当時のトラック積みに支障のないレベル、15%は、当時あまり効率が良いとはいえないレベルの一般廃棄物焼却炉の平均未燃分量あたりに境目を設けたはずで、比較的分かりやすい基準でした。
 新たに、説得力のある数値を提案され、または撤廃して、それらに対応する埋立地構造基準を明らかにし、規制強化か規制緩和か分かりませんが、ある程度、現実的な経過措置を置いて実行すると、いけるかも知れません。しかし、規制緩和は、しばしばかえって面倒になることがありますので、そんなことのないようにしましょう。 

回答に対するお礼・補足

この間に引き続き回答どうもありがとうございます。
よく分かりました。

No.30026 【A-2】

Re:産業廃棄物の処理について

2008-10-25 20:41:06 火鼠 (ZWl8329

>廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令で、「汚泥の埋め立て処分を行う場合には含水率を85%以下にすること」とあるのですが、水分が多いと何か不都合があるのでしょうか?
>また、有機性汚泥の埋め立てでは、熱灼減量15%以下にすると無機性汚泥と同じ埋め立て方法が可能になると思うのですが、有機物が多いと何か不都合があるのでしょうか?

火に油を注ぐ結果になるかもしれませんが、一言。
水分85%は、かなり昔に決まった基準で、大体固まってる感じでは?
また、灼熱減量15%は、かなり後の基準で何とか、燃えてる程度の燃え残り。
問題点。水分多いもん埋めたら、液状化現象も起きる。土壌の不安定化。地下水汚染も起きる。
有機物多いもの埋めたら?嫌気性発酵により、硫化水素が出たり、メタンガスがでて、火事になったり、CO2がでて、窒息死したり大変かも?
質問の意図がよくつかめません。

回答に対するお礼・補足

回答どうもありがとうございます。
知識不足ですみません。よく分かりました。

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