排ガス流速測定で質問
登録日: 2008年01月08日 最終回答日:2008年01月10日 大気環境 大気汚染
No.26461 2008-01-08 04:08:04 ZWlac18 405
JIS Z 8808に則ってガスタービンの排ガスの流速をウェスタン型のピトー管を使用して測定しているのですが、どうしてもメーカーが出している理論湿り排ガス流量の数値になりません。逆に高い数値ばかり出ます。
測定孔設置場所がダクトと煙突の接合部分にあるのが問題だと思うのですが、逆に今ある測定孔の位置から理論値に近い数値を出すにはどうすればいいのでしょうか?
JIS Z 8808に定められた場所に測定孔が設置していないため、逆の発想でJIS Z 8808に定められた通りでない方法で理論値に近い数値が出せないかということで会社で指示が出ています。
誰か詳しい方ご存知でしたらアドバイスよろしくお願い致します。
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No.26464 【A-1】
Re:排ガス流速測定で質問
2008-01-08 18:59:39 筑波山麓 (ZWl7b25
前の業者の報告書を見ると、キチンと測定した報告書になっておりましたが、顧客に前の業者の測定位置、方法を聞きただし、かつ、報告書を詳細に検討しました。「測定孔設置場所がダクトと煙突の接合部分(直角に折れている部分である)」ことを考えると報告書に記載されているような層流、かつ、全測定点がほぼ均等な流速になるわけがない、及び前の測定業者の測定方法、測定時間その他(結構、依頼者は測定業者が何をしているかを見ているものです)から、前の業者がデータを捏造していたと結論し、新たに測定口を正しい部分に開けなおしていただきました(守秘義務上、その測定業者名を言うことは控えさせていただきます)。
なお、測定口を新たに開けなおす費用は、法令に準拠しない測定口を開けた業者の責任であるという理由で、依頼者が煙道(測定口)を設置した業者に負担させたようです。
したがって、「405」さんのケースがどの程度のものなのか不明ですが、つじつまの合わない(JIS Z 8808に適合しない)測定は、かえって測定業者の信頼を失う本となります。たとえ、理論値に近い数値を出せたとしても、JIS Z 8808にしたがい試験結果を再現できない測定は、かえって「401」さんの信用と信頼を失う恐れがあると危惧する次第です。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
現在の状況としまして、
@JIS通りの測定の仕方でしか測定できない。
⇒お客さんに文書で報告
A測定孔の位置を変えて欲しい。
⇒お客さんに報告、但し業者設計上測定孔位置変えれない
以上のことを伝えて今も定期的に排ガス測定を行っている状況です。
但し、設置業者(ガスタービン)が遠方から連れてきた地元の測定業者(他県の計量証明事業所)の測定結果は、理論値以上ですが理論値に近い値を出しています。
また、ガスタービン増設中で、立上げ時に測定を行っているところを弊社の計量士が確認に行きましたところ、弊社とやり方、道具は変わらないとのことでした(現地で何度か繰り返して近くなるような数値を出していた模様です)。
お客様も最終的には弊社と他県の測定業者の測定の仕方の違い(他県測定業者理論値に近づくように測定しているのでは?)と理解されている状況です。
そこで弊社も同じ位の値が出せるのではないかということで参考として測定方法の検討を行っておりました。
やはり角度・向きを変える、マノメーターの読み値の振れ幅が小さい時の値を読む等、しかないのかなあと頭を抱えているところです。
No.26474 【A-2】
Re:排ガス流速測定で質問
2008-01-08 23:05:46 火鼠 (ZWl8329
ウエスタン型のピトー管は、ピトー管係数が、各々違いますが、それは、理解していただけてますか?ピトー管は、基本的には。4m/s以上の流速を測る測定器ということは、ご存じですか?静圧、温度補正は、しっかりやれてますか?合流点であれば、場合によっては、乱流で、逆流のところもあるのではないかと思うのですが、測定点数は、しっかりとれてますか?また、理論値なら、燃料使用量と酸素濃度からも計算ができるとおもうのですが、その辺との比較はされましたか?
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
下記件ですが、以下にまとめます。
何卒ご教授お願い致します。
@ピトー管係数 ⇒再検定済み、異常なし
A使用流速4m/s以上⇒各測定点、流速4m/s以上です。
B静圧、温度補正⇒JIS通り計算しています。
C測定点⇒JIS通り取っています。
D理論値⇒ガスタービン設計・製造・設置業者から燃料使用量と酸素濃度を使って算出された理論値を元に現在検討しているところです。
後は測定の仕方、傾斜マノメーターの読み方の問題化と思いますが、乱流・逆流のメカニズム、それに対する対処の仕方で頭を悩ませているところです。
参考データをとりたいのですが、取り方が分らないためご相談させていただきました。
何かよきアドバイスお願い致します。
No.26490 【A-3】
Re:排ガス流速測定で質問
2008-01-09 19:05:56 筑波山麓 (ZWl7b25
>立上げ時に測定を行っているところを弊社の計量士が確認に行きましたところ、弊社とやり方、道具は変わらないとのことでした(現地で何度か繰り返して近くなるような数値を出していた模様です)。
>後は測定の仕方、傾斜マノメーターの読み方の問題化と思いますが、乱流・逆流のメカニズム、それに対する対処の仕方で頭を悩ませているところです。
参考データをとりたいのですが、取り方が分らないためご相談させていただきました。
考え違いをしてはいませんか?また、JIS Z 8808を理解できていませんね。上記は、測定ではありません。単なる数値合わせです。このような数値を測定(捏造)して何の意味があるのですか?「405」さんの言われていることは、あらかじめ出したい数値にあわせて測定結果を修正することを意味します。測定をしないで理論値を報告書に捏造・記載することと何の違いがあるのでしょうか?
御社の計量士さんもあなたと同様な考えですか。もし、そうならば、違法行為を自らすすんで行うことと同様であり、その計量士としての職責を汚す行為であることを自覚してほしいものです。
なお、煙道には測定口以外に排ガスを監視するための種々の開口部があるはずです。このような開口部は目的上、煙道の直線部分(排ガスが層流になる部分)に設けられていることが多いです。煙道測定を行うには開口位置が適切かどうか、測定の足場がないなど、種々の制約がありますが、このような開口部で測定することを工夫されましたか?安易な違法行為に走るのでなく、頭を使いなさい。
私の回答は以上で打ち切らさせていただきます。
回答に対するお礼・補足
>筑波山麓さん
ご回答ありがとうございます。
標記の件ですが、結論から申しますと、
弊社では「JIS Z 8808に準拠した方法でしか測定できない」ということでお客様に了解いただき、実測したままの結果を毎回報告しています。捏造したことも考えたこともありません。
弊社計量士も同じ考えです。
@理論値からかけ離れた数値である
A設置してある箇所がJIS Z 8808に準拠していない
Bガスタービン設計・開発・設置業者とお客様が設置された測定孔からしか測定できないということを確認している
C設計担当にも測定孔場所変更できないか交渉したが設計上できないといわれた
という諸問題がありますが、事実は事実として報告するしかない&弊社では数値合わせ(捏造)に当たる様なことをしないということを決めてやっている状況です。
お客様にも文書でその旨報告済みです。
それとは別に、
「測定孔がJIS Z 8808通りに設置されていない=
JIS Z 8808通りに測定実施しても理論値に近い値出ないのは当たり前ではないのか?」
という上司の考えがあり、「参考データ(証明書では出さない)」を取ってみろということで、今回新たに指示を受けました。
今回そこでこの掲示板にご相談させていただくことになりました。
表記が適切でないところがあったかもしれません。
捏造するためにアイデアを頂きたいと考えているわけではございませんので、もしアイデアがございましたら教えていただけると幸いです。
No.26506 【A-4】
Re:排ガス流速測定で質問
2008-01-10 08:07:09 筑波山麓 (ZWl7b25
お客様にも文書でその旨報告済みです。
>それとは別に、「測定孔がJIS Z 8808通りに設置されていない=JIS Z 8808通りに測定実施しても理論値に近い値出ないのは当たり前ではないのか?」という上司の考えがあり、「参考データ(証明書では出さない)」を取ってみろということで、今回新たに指示を受けました。
>今回そこでこの掲示板にご相談させていただくことになりました。
お話は分かりました。上司の方は、JIS Z 8808を理解していない(覚えている、仕事の経験があると違います)のではありませんか。既に、種々検討されているようですから、「測定孔がJIS Z 8808通りに設置されていない=JIS Z 8808通りに測定実施しても理論値に近い値出ないのは当たり前」が分かっていれば、『「参考データ(証明書では出さない)」を取ってみろ』は何の意味があるのですか?
In-House Method の作成、又はJIS Z 8808を改訂でもするおつもりなのですか?それならば、無駄な努力をなさっているものです。測定理論が分かっていれば、「乱流・逆流のメカニズム、それに対する対処の仕方」で適切な測定が不可能であることは自明の理です。刻々と変化する煙道断面全面の乱流状況及び全面の流速を面として正確に測定できれば話が違いますが、そのような方法があるとは考えられません。
他社が「測定孔がJIS Z 8808通りに設置されていない」場所で、「現地で何度か繰り返して近くなるような数値を出していた」のならば、明らかにその他社は恣意的な測定(≒捏造)を行っているのです。
それをこそ、問題にすべきでしょう。このような会社があるから、計量証明業界の信用が失われていくのです。データの捏造・改竄が絶えないのです。よろしくご理解いただきたい。
No.26511 【A-5】
Re:排ガス流速測定で質問
2008-01-10 12:21:54 火鼠 (ZWl8329
もしかしたら、ガスタービンで、高燃焼と、低燃焼が、変化するが、測定時は、高燃焼の時期で、相手側は、低燃焼も、含めたトータルで言っているのでは?
計量屋が出した数値は、変えないと言うぐらい気概がないのなら、やめたほうがいい。もう、計量屋ではありません。
昔、焼却炉で、焼却量から比べて排ガス量がむちゃくちゃ多かったことがありました。相手は、計算上あり得ないと、言ってきました。調べてみたら、エゼクター方式の排出で、外気の混入がありました。
測定個所だけでなく、その前の経路の見直しが必要ではないでしょうか?
JISどうりやっていると、言われてましたけど、JISどうりで、あって、それ以上はしない。ともとれるとおもいますが?いかがでしょうか?
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