「さんま・福澤のホンマでっか!?」A)割り箸ついて
登録日: 2008年01月08日 最終回答日:2008年01月12日 地球環境 森林の減少
No.26456 2008-01-08 01:25:35 ZWlac15 とも
年末に放送された番組の中で、環境問題についての討論の場であったはずでしたが、極論ばかりで、説明不足で真実が隠されていることがたくさんあるような印象でした。
本当はどうなのでしょうか?
どういう背景が隠されているのか、直接携わっている方の観点から、下記でご存知のことがあればお教えいただきたいです。
A)割り箸はどんどん使ってください
理由1:日本の間引きした間伐材をリサイクルしている為
理由2:日本の森林保護の為
総件数 6 件 page 1/1
No.26470 【A-1】
Re:「さんま・福澤のホンマでっか!?」A)割り箸ついて
2008-01-08 22:27:30 きら (ZWl567
せっかくですので、このEICの右上にあるサイト検索に「割り箸」と入力し検索してみてください。99件がヒットします。
また、インターネットの検索機能を使うとさらに、多くの情報が入手できます。
これらによると、現在、日本で使用されている割り箸の90%が中国産となっています。
従って、割り箸の使用は、日本の森林保護等とは殆ど関係なく、中国の自然環境に与える影響の方が、はるかに大きいと言えるのではないでしょうか。
日本の割り箸は、江戸時代からあったようですが、戦後になって量産され、外食産業の拡大とも重なり、消費量が増えたといわれています。
また、東京オリンピックの時に衛生上の問題から、大量生産されたともいわれています。
中国で開催されるオリンピックのことを考えると、中国内での消費拡大も懸念されています。
私は、その番組を見ていませんが、現在の環境問題を考える際には、対策方法や、それに対する反論も含め、より多くの情報を入手することが必要です。
また、どちらが正しいとか、その方法は間違っていると一概に決められるものでは、ないということも認識しておいてください。
例えば、同じ物を見ても、ある人は、その形を丸いと言い、別の人は四角だと言ったとします。
その物体が、円筒であれば、上から見れば丸であり、横から見れば四角ですので、丸も正解で、四角でも正解となります。
環境問題もこれと似たようなもので、同じ事でも、見る角度を変えると、違った意見がでてきます。
以上、ご参考までに。
回答に対するお礼・補足
丁寧にありがとうございます。
衛生上の問題もあったことを、思い出させていただきました。感謝
97%が輸入で90%が中国からの輸入ですよね。
中国では白樺の木がほとんどで、毎日3000本も伐採され、成木まで30年以上もかかるのに植林されず、森林破壊が深刻化していると知りました。
それに対して、竹は2-3年で成木し、根が残り植林の必要もない。日本の竹林の手入れに手を焼いている方も多いのですが・・・
人間て、本当に破壊や粗末に捨ててばかりですね。
これも日本が仕入れているから・・・
止められないのでしょうか?
いろいろな角度からみることで、様々な問題が見えてきます。
本当はこうであったと言っていただけたら、中身の濃いものになっていたかもしれません・・・
日本の森林の手入れもできれば、花粉症も無くなります。間伐材を使うのが理想的です。
雇用も増えます。いろいろなことが連鎖して、善い方に向かって欲しいです。
今回のテレビの中では、きらさんが触れていることは、全く触られていませんでした。
多くの方が、きらさんのように、情報を持ち、人にも伝え、テレビだけにとらわれずに、冷静にいろんな角度から考えられたら・・・と願います。
このような場があり、関心の高い方々の心に触れられて有難いです。
やはり、いろいろな角度から見直す場が必要な気がいたします。
個人でできる最善とは何でしょうか?
No.26475 【A-2】
Re:「さんま・福澤のホンマでっか!?」A)割り箸ついて
2008-01-08 23:17:04 コロ (ZWl5a1b
しかし、間伐材がもっと有効に利用される用途が他にあるなら、(使い捨てで結局ごみになってしまう)割り箸を使うのはあまり好ましくないと思います。
回答に対するお礼・補足
そうですね。
有効に使いたいです。
災害にあって未だにプレハブに住んでいる方もみえます。
わざわざプラスチックを使わずに、自然に還る材料でいろいろなものが作られたらいいですね。
一時、携帯電話も紙から作られましたと宣伝していましたが、広まらないですね・・・
コロさんの優しさが伝わってきました。
温かい気持ちにさせていただき、ありがとうございました。感謝
No.26478 【A-3】
Re:「さんま・福澤のホンマでっか!?」A)割り箸ついて
2008-01-09 07:19:26 シズカ (ZWl9147
たしかに「国産の割り箸は間伐材を使っているので、どんどん使って下さい」は当たっています。
放送された通り、間伐は森林保護のためにとても重要です。
しかし、日本国内で使われている割り箸のうちで、国産品の割り箸は、たったの数%にすぎません。
すでに回答されている方がおっしゃる通りです。
日本で使われる割り箸の90%以上、ほぼ100%近くは海外からの輸入品です。
海外から輸入する割り箸は、間伐とは全く関係なく、森林破壊につながっています。
森林破壊に直結している輸入品の割り箸は、値段が安いため日本国内に出回っています。
たとえば、商品単価が安い蕎麦屋など、一般飲食店の割り箸は、
その値段から、ほぼ輸入品だと想像して間違いないでしょう。
TV番組「さんま・福澤のホンマでっか!?−A)割り箸について」の答えは、
「ごくわずかについては正しいことを説明しているが、大多数については全く当てはまらない」
です。
「国産の割り箸は間伐材を使っていて森林保護になるので、どんどん使って下さい」
という内容に付け加えて、
「国産の割り箸は、日本ではほんの数%しか使われていない」
「大多数の割り箸は輸入品であって、森林破壊につながるので、使うべきではない」
と事実に基づいた内容で正しく説明して欲しい。
例外的とも言うべきほんの数%程度のものを取り上げて、
あたかもこれが全てを表しているかのようなTV番組は疑問です。
回答に対するお礼・補足
その通りですね。
簡潔にまとめてくださりありがとうございます。
my箸運動を続けて、きちんと伝えていきます。
No.26486 【A-4】
Re:「さんま・福澤のホンマでっか!?」A)割り箸ついて
2008-01-09 17:32:24 火鼠 (ZWl8329
日本の林業は、農業は、どの辺の年齢が支えているでしょうか?日本の平均賃金は、中国やアジアの諸国と比べて安いのですか?おまけに生活支出は?月7000円の給料で暮らせる国ですか?間伐材だから、どんどん使え?国内で零細な、林業集団が作るコストと、海外で、工場建てて作るのとどちらが安い?国内零細企業は、立ち打ちできない。だから?利権が絡む。地域活発化とか。=補助金??=役人の汚職ですな。何でも、面白く、伏兵を、考えないでやるのが、TVです。ワーキングプアーってやってますよね。日本の、プアーと、アジアのプアーって、金額違いませんか?
だから、金持ちの企業は、海外にでていくのでしょ?
労働力が安いから。
森林保護は、大切です。日本は、地震国ですから。
昔、杉を植えすぎて、花粉症。地滑りが、今の現状ではないでしょうか。100年後を見る気概が大切ではないでしょうか?
回答に対するお礼・補足
明け方近くまで、友人と話していた中で、県の森林整備活動に参加していたお話がありました。
山を自然に戻すのに、植える木の種類の話もです。
信州のくろひめという山を、シータブル・ニコルさんという方が買い、落葉樹を植えるなどをして、自然に戻すためにされた。と
けやき、ブナ、クヌキは自分の葉が落ちて、その葉を栄養とする自己再生する落葉樹で、曲がった木の方が、家具などにしたとき、反りも無く強いなど。
それなのに、何で杉などを植えさせられるのか?といったことです。
国の方針はよくわかりませんが、少しでも、自分たちで自然に戻して行きたいです。
今日のご縁を大切に感じました。
火鼠さんからいただいたことも、何か教えられているように感じます。
価格差から生じることは、問題を深めていますね。
それでも、できることをさせていただきたいと、受け入れていきたいです。
ありがとうございました。
No.26542 【A-5】
Re:「さんま・福澤のホンマでっか!?」A)割り箸ついて
2008-01-12 21:17:06 ISO担当部員 (ZWl971
・木材自給率(勝手に作った言葉です)
現在、“木”を色々な形で輸入しています。
割り箸、家具等の製品だったり、原木、集成材、合板、SPF材などの半製品の形だったり多様です。
日本で生育させ、伐採して加工できるのであれば、国内でした方が良いかもしれません。おそらく、良いでしょう。
ともさまの言われる“自然に戻す”という内容が、良くわかりませんが、
もし、国内で供給する(自給率を上げる)のであれば、何かしらの形で(杉に限りませんが)植林したり、手を入れたり、伐採したりということになると思います。
これは“自然に戻す”とは、ちょっと違う気もします。
大きな意味での“森林保護”かもしれませんが。
・放置林
手入れされなくなった山が放置されています。
同時に、山間にあった耕作地も放置されているのが散見されます。
当然、そこにあった道(林道、山道、里道)も放置されています。
それらは、自然に還り始めているところもあります。
木材を利用する、又は食料自給率を上げるために、それらを再び植林地、または農地にするのは、自給率を上げるため及び農業、林業の担い手を確保するための良い方法でしょうか?それとも自然破壊でしょうか?
回答に対するお礼・補足
まず一つは、世界のバランスを念頭に置いた、森林保護活動によって、自然の持っている再生能力を上げよう。
という考えです。
現在、人口も増え、国交の壁も低くなり、各国で不足している部分を、国外との供給バランスによって、プラスαで賄おうという試みが各地でされていたと思います。
しかし、販売→お金が儲かるという安易な方法に走っていないでしょうか?
限りある資源を取り合い、再生可能な資源まで、使い果たそうとしてないでしょうか?
お金の計算だけで見ると、国外の人件費、諸々の諸経費は格段に安いです。
実際は、中国から輸入します。中国では、木材を得るために、通貨価値の低いアジアへとどんどんとエリアを広げています。政府も公認となり、森林伐採が広がり、緑豊かだった山が、はげ山へと変貌しています。
それは自然の循環を、壊しているということではないのでしょうか?
企業努力と強いる消費者の責任が大きいと思います。
ISO担当部員さんの言われるように、国内の需要の変化により、使われる予定のものが使われなくなりました。
戦後、必死になって走ってきた先輩方が、間違っていたわけではありません。一生懸命生きてきた結果、今、こうして平和な世の中になっています。
有難いことです。
情勢が変わり、平等に情報も入手できる時代となりました。
自然と共に生きていた日本人の思想の原点に返らないといけないのではないでしょうか?
No.26543 【A-6】
Re:「さんま・福澤のホンマでっか!?」A)割り箸ついて
2008-01-12 21:26:53 ISO担当部員 (ZWl971
・50年後(100年後)
100年前には、合成樹脂(繊維)は精々セルロイド位しか無かったと思います。
50年前には、ビニール・ナイロンが憧れの素材でした。
現在のように、生活を支える道具が、(竹を含む)木材からそれらの合成樹脂(又はアルミなどの金属)に取って代わられると、誰が思ったでしょうか?
住宅についても、構造材はもちろん、扉、床板などの建材は、製材された木材から、合板、集成材となり、窓は木枠からアルミになりました。しかもそれらが、海外から輸入される時代です。
そのような変化を誰が予想しえたでしょうか?
ところで、木を生育させるには、数十年という時間が必要です。少なくとも、100年前に植林した人は、それまでと同様に使われるだろうと植林したハズです。
50年前でも、従来の柱に筋交いという建築方法で住宅が建てられ、家具、机は製材されたものを組み立てたものが主流でした。
電柱も鉄筋コンクリート製はまだまだ少なく、杉などの木材でした。
さて、これからの50年後、100年後を考えた場合、
果たして、本当に“自然に戻す”ということが正解なのでしょうか?
京都の清水寺では、400年後ともいわれる建替えのために檜を植林し始めています。
・経済
日本は山がちで、伐採、運搬にエネルギーが余分に必要というのであれば、海外の平地で植林した方が、総合的にエネルギー使用量の削減になるかもしれません。
また、植林に限らず、現地の人々にそれを加工するなど働いてもらった方が安くでき、現地の人の経済安定に寄与するかもしれません。
安定すれば、子ども達の教育もさらに充実できるかもしれません。
経済が発展し成熟すれは、所謂先進諸国や日本のように、人口が平和的に減少局面に入るでしょう。
減少すれば、それだけ食料を生産するための農地は不要になるし、エネルギーも削減できるし、木も伐採せずに済む可能性はあります。
さて、正解はあるのでしょうか?
間違いの無い正解というのは無いような気もします。
回答に対するお礼・補足
いろいろな角度からのご意見、ありがとうございます。
「・経済
日本は山がちで、伐採、運搬にエネルギーが余分に必要というのであれば、海外の平地で植林した方が、総合的にエネルギー使用量の削減になるかもしれません。
また、植林に限らず、現地の人々にそれを加工するなど働いてもらった方が安くでき、現地の人の経済安定に寄与するかもしれません。
安定すれば、子ども達の教育もさらに充実できるかもしれません。
経済が発展し成熟すれは、所謂先進諸国や日本のように、人口が平和的に減少局面に入るでしょう。
減少すれば、それだけ食料を生産するための農地は不要になるし、エネルギーも削減できるし、木も伐採せずに済む可能性はあります。」
これは、その土地でやったほうがいいと思います。
わざわざ遠くから木を運ばず、近隣のふさわしいところから、苗を運ぶことができれば嬉しいです。
わかりやすいかどうかはわかりませんが、陸も海も一緒だと思いました。
魚を獲りすぎて、格段に漁獲率が下がったことがあり、漁獲数制限が設けられました。
森も一緒だと考えます。
森も生き物だということを忘れていないでしょうか?
人間の所有物ではないですよね?
もし、仮に森と言葉を交わし、これだけはあげてもいいよ。これ以上採ってはならん!
と話せたらどうでしょうか?
森は、地球の酸素や、虫や動物たちの命を育んでいる母なるものではないのでしょうか?
どうしても、木材として、人間の使う資源という見方をされているように感じてしまいます。
木も、病気になります。
病気は広がるのものもあります。
木にはできなくても、少しだけ手助けすることはできます。
アンパンマンでも、自分の体(パン)を、あげ過ぎたら生きてはいけません。
杉の木を一斉に植えました。早く成木するから。
そして、手入れをしなくなりました。花粉を蒔く前に、きちんと手入れをしていたら、花粉は飛びません。
そうやって、自ら首を絞めていることを、もう一度、できることから改めることが、大切だと思います。
京都の清水寺では、400年後ともいわれる建替えのために檜を植林といったことを否定しているわけではありません。植林をして、成木するまでに大変な努力をされているはずです。むしろ、木はこうやって大きくなっているんだ。こういう木があって、自分たちは生きているんだと、気づくような環境も大切だと思います。
大地や森や水や光に有難い恩恵を頂いている。ということに気づき、必要なだけ使わせて頂くような生き方を目指したいです。
江戸時代の生活循環はすばらしいものがあったと思いいます。
今、日本で欠けている、エネルギーをかけずに使い切る・再生する。といったものが多かったと思いました。
海外からばかり、自分たちの資源を仕入れることで、見えなくなっていることがあると思います。
私がドラえもんだったら、仮想でやってみたいです。
割り箸を使って1回で捨てました。そのたびに、自分の庭木が消えていく。
いかに、大切なものの犠牲の上に生きているのか。を知るために。
いろいろと申し上げましたが、できることでいいんです。それぞれの立場から、できること。
今は、未来であり過去でもあります。
それが、人間にできる地球に対する礼儀なのではないでしょうか?
ありがとうございます。
この場をお借りして、ISO担当部員さんのお話を伺えたことによって、またいろいろなことを思い出しました。
心より感謝申し上げます。
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