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環境Q&A

二酸化炭素係数 

登録日: 2007年10月23日 最終回答日:2007年10月24日 ごみ・リサイクル リサイクル

No.25523 2007-10-23 06:04:02 ZWla84 マスオ

ペットボトルのリサイクル時に出る
二酸化炭素の係数の求め方について質問です。
リサイクルでかかる二酸化炭素を求める時に
必要なデータは
・輸送経路(距離など)
・何にリサイクルするのか(リサイクルの工程)
・熱エネルギー
・電力の使用量
で足りるでしょうか。

総件数 3 件  page 1/1   

No.25526 【A-1】

Re:二酸化炭素係数

2007-10-23 20:07:24 Dr.ゴミスキー (ZWl651d

 何を主眼で求めるかで対象範囲に差が(広がり)ありますが。

回答に対するお礼・補足

リサイクルするのと、もしそのまま燃えるごみ
として捨てるのとではどちらが環境負荷が
高くなってしまうのかを計算しようと思っています。

No.25544 【A-2】

Re:二酸化炭素係数

2007-10-24 18:14:56 さいせー (ZWl2d5e

リサイクルの有無による環境負荷の差を考える場合は、二酸化炭素の量だけで
評価するべきでは無いと思いますが、あえて二酸化炭素に着目して評価するとして、
以下コメントします。

質問内容(&お礼)の文面からは、リサイクル品の原料の運搬過程、およびリサイクル品の
製造過程で発生するCO2量を算定し、それを焼却処分の場合のCO2量と比較しようと
しているように思われますが、いかがでしょうか。

もし、そのような単純な比較を考えているのであれば、以下をお読みいただきたいと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

質問に書かれている項目の他に、例えば以下の点も考慮すべきではないでしょうか。

・リサイクルして製造した物品の使用によるCO2削減効果
(そのリサイクル品ではなく、新品を製造して使用する場合に必要となるCO2量との差異)

つまり、「燃えるごみとして捨てる」と比較する対象は、「リサイクル品の製造」過程だけでなく、
その後の過程におけるCO2量も考慮して、差異を評価しないといけないと考えます。
(上記の点以外にも評価対象にすべき項目はたくさんあります)

ペットボトルのリサイクルによって製造される製品は多岐に渡りますので、
それら製品(ペットボトルだけでなく、繊維製品、各種プラスチック製品、
果ては中国製ぬいぐるみ、等々)について全部追っかけて数値化しないと、
全体の評価はできないと思います。

適切な比較評価ができるための計算の対象範囲をよく検討した上で、さらにデータを
入手できる範囲を検討すれば、実際に結果が得られるケースはかなり限定されたものに
なる可能性が高いと推察します。
最終評価をする際には、計算したケースに限定した結果であることを、明確に示した上で
比較評価を表明することが重要と思います。

No.25548 【A-3】

Re:二酸化炭素係数

2007-10-24 20:36:44 todoroki (ZWl7727

>ペットボトルのリサイクル時に出る
>二酸化炭素の係数の求め方について質問です。
>リサイクルでかかる二酸化炭素を求める時に
>必要なデータは
>・輸送経路(距離など)
>・何にリサイクルするのか(リサイクルの工程)
>・熱エネルギー
>・電力の使用量
>で足りるでしょうか。

足りません。
言葉で書くほど、そう簡単には比べられませんよ、
という総論がDr.ゴミスキーさんの答え、
その対象の広がりを詳細に書かれたのが
さいせーさんの答えです。
どちらも考えて書かれた回答と思います。
ご自身でDr.ゴミスキーさんの答えに返信されたように、
「リサイクルするのと、もしそのまま燃えるごみ
として捨てるのとではどちらが環境負荷が
高くなってしまうのかを計算」するだけでは、
不十分です。
なぜだと思いますか?

なおペットボトルのリサイクルに関しての総論は、
文字通りここにありますので、
まだ読んでなければ、まずは読んでみてください。
http://www.petbottle-rec.gr.jp/top.html

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