環境Q&A

No.25337 【A-1】

Re:環境調査・コンサルについて

2007-10-12 20:18:28 匿名 （

>現在大学三年の理系の学校に通っているものです。
>希望職種として、現地での調査、コンサルティング（調査対象は生物の生育環境調査見たいなものを考えています）をしていけたらと思っています。
>ここで質問なのですが、給料、年間休日数、勤務状況などの条件はどうなのでしょうか？
>
>また離職率などもご存知でしたら教えていただけると幸いです。
>
>趣味をしていきたい、将来家族を持ったとき（考えすぎですが）などを考えるとそこまで知ったうえで決めて行きたいなと思っています。
>
>よろしくお願いします。

希望されているような職種の部門がうちの会社にはありますので一部現状お話します

勤務状況は，基本的には，現場で調査→報告書の繰り返しです。残業も多いです。結構土日も出勤しています。ただ，半分趣味のように思っている人も多く，それほど苦にはしてないようですけど
冬場は，現場が少なくなるので内業中心です。よって比較的残業は減るようです。
うちの会社は，この他にもいろんな部門がありますので，この職種としての給料が，高いのか安いのかはなんとも言えません。

ご承知かと思いますが，趣味が生業になればいいですけど，現実はそう甘くは無いですよ。頑張ってくださいね。

No.25398 【A-2】

Re:環境調査・コンサルについて

2007-10-16 23:27:52 ドリームズ・カム・トゥルー （

　当社でも生物調査を行っています。

　1.体力に自身がありますか？
　　生物調査では、車では行くことができない森林や海岸線を調査用の重い器材を持って30分〜1時間ぐらい歩くこともあります。
　特に、夏の炎天下では、大変な重労働です。
　また、徹夜で報告書を作成したりすることもあります。

　2.資格を取得しておいた方が有利
　　
　　生物分類技能検定
　　http://www.jwrc.or.jp/Approval/top.html

　　ビオトープ管理士
　　http://www.ecosys.or.jp/eco-japan/event/bio_kan/index.htm

　3.文章力も要求されます。
　　匿名様の回答にもあるように、｢報告書の繰り返し｣です。　
　　現地調査で、動物･植物を同定することができても、それを報告書としてまとめる能力が必要です。
　　発注者の要求レベルに応じて、どの程度までの専門用語にするかとか、時には、｢地域住民への説明用なので、小中学生でも、わかる平易な文章に」などといわれます。
　　文章力を磨くには、より多くの本を読み、そして、実際に書いてみることです。

　　ブルーバックス：｢わかりやすい文章の技術｣
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2574438

　4.年間休日数、勤務状況は、ケース･バイ･ケースです。
　　生き物を相手にするわけですので、人間の思い通りにはいきません。
　　朝早く、5時頃から活動し始める鳥類もいます。また渡りの時期には、休日返上で飛来数をカウントしたり、繁殖や巣立ちの時期も結構、大変です。
　また、夜行性の動物もいるので、深夜に調査することもあります。
　　※基本的に、労働基準法には適合しています。

　5.問題＝外来種・移入種・帰化種の違いは？
　
　6.問題＝生態系の調査手法には、どのようなものがある？

　7.問題＝生物調査で一番重要なことは？

No.25405 【A-3】

Re:環境調査・コンサルについて

2007-10-17 10:23:05 dondon （

お忙しい中ドリームズカムトゥルー様ご回答ありがとうごいざいます。
正直に申しまして、私の考えは少し甘いのではと思いました。今後もう一度考え直し、今後の進路を考えたいと思います。問題の回答を今現在のわかる範囲で回答いたします。
5.すいません、調べておきたいと思います。
6.名前はちょっと思い出せないのですが、ある場所を何ブロックかに分けて、そのうちの一箇所を調査して、その調査結果を全体の調査結果とする、方法があったと思います。
7.生物（調査対象）の気持ちになることではと思います。
どうでしょうか？
よろしければ、調査・分析結果を元にしての事業計画などもこの仕事には含まれるのでしょうか(企業によって違うと思いますが)？お願いします。

No.25423 【A-4】

Re:環境調査・コンサルについて

2007-10-17 22:11:23 ドリームズ・カム・トゥルー （

1.｢調査・分析結果を元にしての事業計画｣についても、ケース・バイ・ケースです。

　戦略的環境アセスメントでは、調査結果により、事業計画が変更されることもあります。

　通常のアセスでは、調査の結果、貴重種等を含む注目すべき種が確認された場合には、事業計画の大幅な見直しは難しく、人為的な移植を行うことの方が多いかなと思います。

　2.問題を提起したのは、将来、生物調査の分野に進むのであれば、最低限、これぐらいは答えて欲しいと思ったからです。

　そして、これは、私の考えなのですが、環境関連の仕事に従事するものは、常に、多くの考え方・捉え方をすべきであると思っています。

　例えば、路上で車に轢かれて傷ついている動物がいた場合に、助ける人もいれば、そのまま放置する人もいます。

　どちらが、環境に良いのでしょうか？

　助けずに放置した場合、その動物は死んでしまうでしょうが、他の動物のエサとなります。
　食物連鎖、生態系という観点からすると、いろいろな答えがでてきます。
　環境関連における、答えは一つだけとは限りません。
　極論すると、正解というものは存在しないのでは、とも思ってしまいます。

　※環境関連のコンサル情報
　　(社)環境アセスメント協会に加盟している業者リスト
　　http://www.jeas.org/kaiin/index.html

　　環境アセスメント学会のホームページ
　　http://www.jsia.net/index.html

　　インター・シップを受け入れてくれる会社もあります。