普通騒音計の時定数(SLOW、FAST)の違いによる測定値の違いについて
登録日: 2007年06月20日 最終回答日:2007年06月21日 大気環境 騒音/振動
No.23129 2007-06-20 01:50:36 いとさん
普通騒音計では時定数をSLOW、FASTを任意で設定して
騒音を測定しますが、瞬間的な変動を伴う騒音(例えば、列車通過時の騒音)を測定する場合、このSLOW、FASTによって
測定結果のピーク騒音(dB)値は差が出るのでしょうか?
波形の山・谷がくっきりと現れるか現れないかの違いのみで
ピーク騒音(dB)の値としては、両者とも同一なのでしょうか?
どなたか、ご教示を頂けますと幸いです。
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No.23138 【A-1】
Re:普通騒音計の時定数(SLOW、FAST)の違いによる測定値の違いについて
2007-06-20 10:46:31 ハングリー (
昔、2台の騒音計を並べてそれぞれSLOWとFASTで道路交通騒音を計ったことがありますが、レベルレコーダーのチャートの形状は明らかに違っていました。
JISなりマニュアルなどで測定方法が定められていない対象騒音を把握するとき、瞬間的な騒音の変動を捉えたいのであれば、FASTで行った方がよいのでは。
回答に対するお礼・補足
ハングリー様
私が対象としている騒音は瞬間的な変動を伴う
ものですので、FASTで行うのが適当であると
考えます。
レベルレコーダーのチャートの形状が明らかに違っていたとのことですが、ピーク値にどの程度の差(○○dB)
があったか、もしお分かりでしたらご教示頂けますと幸いです。
宜しくお願いいたします。
No.23142 【A-2】
Re:普通騒音計の時定数(SLOW、FAST)の違いによる測定値の違いについて
2007-06-20 15:31:41 にゃんこ先生 (
というのも、1秒以下の音(時定数FAST≒0.63秒)に関しては、その継続時間内に平均してどの程度のエネルギーをもっていたかによって(人間が感じるところ)の音の大きさは異なります。
これに対して1秒以上継続する音は、基本的に連続した同じ大きさをもった音として(人間には)捕えられます。
時定数は、これらの人間が感ずるところの音の性質を考慮するためのものですので、ピーク値に当然差がでるわけですね。
回答に対するお礼・補足
にゃんこ先生 様
ご回答、ありがとうございました。
No.23147 【A-3】
Re:普通騒音計の時定数(SLOW、FAST)の違いによる測定値の違いについて
2007-06-20 18:48:29 今回も匿名で・・・ (
A−3参照先の左横「MENU」から6項へ行き、中ほどの6.4をご覧下さい。
図6-5で分かりますよね?
回答に対するお礼・補足
今回も匿名で・・・様
ご回答、ありがとうございます。
私の疑問に明確な解説がなされているページを
紹介していただきまして、大変さんこうとなりました。
ありがとうございました。
No.23176 【A-4】
Re:普通騒音計の時定数(SLOW、FAST)の違いによる測定値の違いについて
2007-06-21 18:54:32 きら (
時定数で考えるより、立上がり特性、立下がり特性で考えてみた方が分かりやすいかなと思います。
小野測器のレポートに参考になるものがありますので紹介します。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/newreport/noise/souon_3.htm#mark4
図6-5、6-7を見ていただければ、分かるかなと思います。
図6-5によると、FASTとSLOWの最大値の差は約6dB程になっています。
以上、ご参考までに
P.S 特に、小野測器を宣伝しているわけではありません。
他の測定器メーカーのホームページ等でも同様の資料があるかもしれませんが、現在、私が知っているのは、これしかありませんでした。
回答に対するお礼・補足
きら 様
ご回答、ありがとうございました。
図6-5を見ますと、最大値の差は8dB程度のように見えます。
この例は、実測値か、イメージ図なのかは不明ですが
おそらく、実測値と考えられますので、時定数の違いで6〜8dBもの差が出るのには驚いている次第です。
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