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環境Q&A

空気予熱器伝熱管リークの対策 

登録日: 2007年05月22日 最終回答日:2007年05月23日 ごみ・リサイクル ごみ処理

No.22668 2007-05-22 04:40:18 ともひろ

一般廃棄物の焼却施設で、炉〜ガス冷室〜燃焼用空気予熱器〜白防用空気予熱器〜・・・となってますが、燃焼用空気予熱器の伝熱管が一部腐食、リークしています。燃焼用空気が排ガス側へ逃げていくので燃焼空気が減り、燃焼状態が悪くなっています。修繕しようにも、材料購入等で時間がかかりそうです。そこで、空気予熱器への燃焼空気を止める(簡単に言うと、予熱器のバイパスはあるので、空気出入り口にメクラをしてバイパスのみ使用)ことを考えています。この場合に、空気予熱器、主に伝熱管ですが、影響があるものでしょうか?空気が入らないことで伝熱管の温度が通常より上がり、劣化の原因になるとか?その辺りが不安です。伝熱管は外が排ガス、中が燃焼空気です。材質はSTPG370-Sアルマー40Asch80となってます。分かりにくい文章でしょうが、よろしくお願いします。

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No.22676 【A-1】

Re:空気予熱器伝熱管リークの対策

2007-05-22 21:05:35 火鼠

文章より、ガス冷却してから、空気予熱器なので、たいした温度ではないのでは?それより空気予熱器がなくなると、燃焼温度が下がるので、2次燃焼の800度保持が、大変になるのではないでしょうか?2次燃焼の温度保持のためバーナーが着きっ放しになるのではないでしょうか?
燃焼側の空気予熱は、炉内温度にもろに響くので、早めの修理が必要ではないでしょうか?

No.22713 【A-2】

Re:空気予熱器伝熱管リークの対策

2007-05-23 18:47:12 papa

STPGは圧力配管用シームレス鋼管で、特に耐食性を考慮したものではないと思われます。消耗品と割り切って、故障時点でリプレースする設計思想と思われます。
焼却炉用耐食鋼材が市販されていますので、ご検討されたらいかがでしょうか。経験がないので実負荷での耐久性はわかりませんが。
http://www0.nsc.co.jp/kenkyusho/contenthtml/s380/38018.pdf
下水汚泥焼却炉ではSUS310Sを使っています。これで腐食リークの経験はありません。伝熱管の内側を燃焼ガスが通過する設計となっており、これにより熱交内のダスト堆積防止構造とするのが標準仕様です。

回答に対するお礼・補足

お二方より回答をいただきありがとうございます。しばらく外出していたので返答が遅くなりました。結論としては、早期補修が一番なのでしょうが、諸般の事情でもうしばらく後になりそうです。そこで空気予熱器の出入り口を70〜80%程度塞いで見ようかと思います。確かに完全にメクラにすると燃焼空気の温度の問題もありますし、言い忘れましたが流動床炉なので、流動の問題もあるかと思います。塞ぐといっても試しに鉄板等でと思ってます。リークするのは仕方ないので少しでも抵抗になって燃焼側へ流れてくれれば・・。

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