一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

溶融スラグの量 

登録日: 2007年05月19日 最終回答日:2007年05月19日 ごみ・リサイクル リサイクル

No.22628 2007-05-19 04:28:04 はじめ

初心者のものです。

現在一般の都市下水処理場で標準活性汚泥法がよく用いられています。この方法で発生した脱水ケーキ量および焼却灰量の1トンから下水道資源化工場で何Kgぐらいの溶融スラグになるのでしょうか??

どなたかご教示していただければ幸いです。

総件数 2 件  page 1/1   

No.22629 【A-1】

Re:溶融スラグの量

2007-05-19 17:06:33 Dr.ゴミスキー

 「初心者のもの」とは「どんなもの」ですか。

 大雑把に説明すると、水分と重金属の気化分を引くと溶融スラグの量になります。

回答に対するお礼・補足

水処理をはじめて学ぶものです。

お礼を大変遅くなりました。ご回答をありがとうございました。参考にさせていただきました。

No.22630 【A-2】

Re:溶融スラグの量

2007-05-19 20:10:10 papa

>現在一般の都市下水処理場で標準活性汚泥法がよく用いられています。この方法で発生した脱水ケーキ量および焼却灰量の1トンから下水道資源化工場で何Kgぐらいの溶融スラグになるのでしょうか

初心者ということなので大雑把な回答です。
流入下水中には1m3あたり約0.2kgのSSが含まれており、そのSSの約80%が有機分(可燃分)です。
脱水ケーキの含水率はふつう75〜80%くらいの含水率です。
汚泥焼却灰(ダストを含む)含水率は乾灰(無加湿)ではほぼゼロ、嵩比重は流動灰では0.3〜0.6kg/l程度です。
溶融スラグの比重は2前後でしょう。
Drさんの回答にあるように
焼却灰の質量≒溶融スラグの質量
であることは質問するまでもなく当然ですが、溶融時に融点調整のために石灰などの媒熔材を添加することがありますので、その場合には媒熔材の分が増えます。(添加率は溶融温度と焼却灰の組成によります)
というわけで、発生の上流側から見ると
1m3の下水→DSで約0.2kgの汚泥→約1kgの脱水ケーキ→約0.04kgの焼却灰→約0.04kg+αの溶融スラグになります。
+αは媒熔材の分です。

回答に対するお礼・補足

お礼を大変遅くなりました。ご回答をありがとうございました。参考にさせていただきました。

総件数 2 件  page 1/1