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環境Q&A

不適正処理の不安 

登録日: 2007年01月25日 最終回答日:2007年01月26日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物

No.20673 2007-01-25 03:52:28 GM

建設業で産廃担当者となり9年になります。
度々の改正により排出事業者責任が強化され、社内の従業員へはしつこく注意はしているのですが、注意義務違反、委託義務違反となりそうな事例が後を絶ちません。

未契約でマニ交付する、
初めての業者と視察無しで、簡単に契約する、
回付マニを紛失する等です。
挙げたらきりがありません。

報告制度の経過措置終了も来年に迫りましたので、本年度より電子化も考えていますが、契約先数社の内、7割が対応できません。今後も紙管理が続きそうです。(500枚位)

いつ不適正処理となってしまうか不安でなりません。
何か効き目ある方策は無いでしょうか、経験豊かな皆さんお知恵を拝借したいと思い書きこみました。
宜しくお願いします。



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No.20674 【A-1】

Re:不適正処理の不安

2007-01-25 16:31:41 takos

ご心配の点、よくわかります...
マニフェストの交付には、それなりの方が担当されるでしょうから、
地道ですがこの辺から記事をピックアップして啓蒙をしていくのが一つですかね...
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/industrial_wastes/

こういった記事を突きつけて担当だけでなく、
部門長や役員にも率先して動いて貰わないといけませんね
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070123-00000027-kyt-l26

回答に対するお礼・補足

早速のご回答感謝します。
まさにこれです。昨年も委託基準違反で初めて逮捕者が出たように容赦ないですからね。
私の感知しないところでの不適正処理により、このような記事に社名が出ない事を祈ります。

No.20682 【A-2】

Re:不適正処理の不安

2007-01-25 23:39:18 M.H.

 何をするにしても同じことが言えるのですが、社長以下会社の上層部のやる気があるかどうかで結果が違ってきます。
 そこで例えば、本社の廃棄物担当の方は危機意識を持っているのですが、他の方に認識がない、というときにはセミナーをやるとよいかもしれません。
 私の勤務先でも講師派遣を行っているのですが、「震え上がらせて欲しいので、よろしくお願いします」というご要望で、「いやー、みんなびっくりしてました、ありがとうございます」という言葉を頂くことがよくあります。

 「外部講師の話」ということだけでも効果があると思いますが、そこまでしなくても罰則の説明、事例紹介をすることで、かなり認識が変わってきます。6月の環境月間にあわせて企画をされたらいかがでしょうか。もしご興味あれば、こちらにアクセスしてみてください。
http://www.amita-net.co.jp/solution/csr03.html

それと、たまたまですが今日行った取締役の方を対象としたセミナーについて、簡単に感想を書いています。
http://blog.goo.ne.jp/jizokukanou/e/2d1c6e19983cc353b31be6b0b6c6e534

回答に対するお礼・補足

ご回答有難う御座います。
昨年の12月の特別セミナーで、「コンプライアンスの取り組み」という御社F様の講義を拝聴しました。罰則の説明・事例紹介は大変参考になりました。
M.H.様のように、震え上がらせる事は難しいですが、先ず始めの一歩として検討してみます。

No.20683 【A-3】

Re:不適正処理の不安

2007-01-26 00:59:40 ななちゃん

 すでにtakos様とM.H.様が回答されていますが、会社上層部の理解は必須です。
 刑事罰はなにも不法投棄をした実行犯だけが処罰される訳ではありません。
 社長、担当幹部が罪に問われ逮捕されることも少なくありません。

 会社上層部に危機感がないのは、現場サイドの不始末が自分たちに降り掛かってくることを認識していないから、という気がします。
 もちろん実行犯はそれなりに処罰されますが、そうせざるを得なかった従業員の管理責任は会社にあるからです。

 経営状態が悪く不法投棄した、などという理屈も通じません。
 利益が上がっている会社であればなおさらです。

 法律を知らなかった、難しくてよく分らなかった、といういい訳も通じません。
 法は公布され官報に掲載された時点で国民に周知されたものと見なされますし、およそ事業を行う者は自らが行う事業に関する法令を熟知し、法を遵守する義務があるからです。
 会社がつぶれれば、社長や役員はともかく、従業員は路頭に迷うことになります。会社と社長のことを思えばこそ、このような情報は早めに報告して上層部の意識改革を試みるべきです........。(本音半分、残りは建前です)

 万一GM様の会社に司法の手が伸びた時は、GM様は普段から注意喚起していたことを正直に警察に供述すべきです。
 また、会社上層部に不法投棄等の違法行為が起こりかねないことをGM様が報告していたか否かで、会社上層部の責任の有無が随分変わってきます。
 上層部が問題を認識していた、という既成事実を作ることは、上層部の不作為の証拠となり、かつ、GM様の弁護材料になるはずです。(本音)

 某有名菓子店の前社長には不都合な情報が上がっていなかったとの報道もあります。業種も適用法令も全く違いますが、事情は全く同じだと思います。

回答に対するお礼・補足

ご回答有難う御座います。
上層部の「法律を知らなかった」という言い訳は、こちらの「知らせなかった」ということですね

>上層部が問題を認識していた、という既成事実を作ることは、上層部の不作為の証拠となり、かつ、GM様の弁護材料になるはずです。

なるほど。
両罰規定の話も含め十分対処することにします。

不法投棄実行者は確かに排出事業者が多いですけど、許可業者も9.3%あるということに、行政はどんな措置を取っているんですかね。「臭いものに蓋をする廃棄物行政」と自ら言っておきながら、処理業者への責任強化は耳にしません。(私が知らないだけかな)
自治体の排出場所への立入り調査も始まるようですので、本音と建前を織り交ぜていろいろ始めてみます。

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