環境Q&A

私は、水質汚濁防止法に規定する特定事業場に勤めています。公害防止管理者(水質)の死亡及び、代理者の転勤により公害防止管理者(水質)に指名されました。資格は有しているものの、今まで実務経験は全くありません。
先日、親会社による環境法令順守についての不定期な審査があり、水質関連の質問に答えようとしたのですが、地方公共団体との環境保全協定の協定値として取り決めているＣＯＤやＳＳの「日間平均」と「最大値」の意味が理解できておらず、返答に窮してしまいました。
ＣＯＤの協定値は、日間平均：２０ｍｇ／Ｌ、最大値：２５ｍｇ／Ｌで、ＳＳの協定値は、日間平均：１１ｍｇ／Ｌ、最大値：１８ｍｇ／Ｌとなってます。また、協定の細目書で、ＣＯＤ、ＳＳともに測定頻度は１回／月となっています。報告は１回／月の(外部測定業者による)測定値を６ヶ月毎に提出しています。
実際の測定は、ＣＯＤは１時間ごとの自動測定、ＳＳは月に１回のみです。
審査での質問は、ＳＳに関して「月１回の測定で協定値を順守していると言えるのか？」というものでした。
私は「協定で測定頻度１回／月と決めているのだから、それで判断してよいのではないか」と回答をしたのですが、協定値の「最大値」で判断すると「日間平均」の値の意味がないように感じられるし「日間平均」の値で判断すると「最大値」の役割はないように思われるため、それ以上返答ができなくなりました。
「日間平均」というのは１日の内での平均値と解釈していますが、月１回の測定でその値を協定してしまうのはどう解釈すればよいのでしょう？
「最大値」の協定値についても「月１回の測定で何がわかるのか？」と言われるとどう答えてよいか分かりません。
また、協定値(数値)はどういう根拠に基づいて決まった値と考えられるのでしょうか？
前代理者も実務経験ゼロに等しく訊いても分かりませんでした。行政に尋ねるのも薮蛇と思い質問いたしました。
上記内容でご理解いただける方、ご教授くだされば幸いです。