野生動物保護に関する仕事について
登録日: 2006年11月26日 最終回答日:2006年11月29日 自然環境 野生動植物
No.19531 2006-11-26 08:16:27 けいこ
現在、製薬メーカーに勤務しておりますが、かねてより環境分野での仕事がしたく転職を考えております。大学時代から環境分野に興味はあったのですが、とりあえず就職しなければいけない状態であったので現在に至ります。
特に環境の中でも野生動物の保護に関心があり、できれば政策立法や行政の側から携わりたいと思っております。しかし、まだ自分の英語力が不十分であることや専門知識不足であることから留学は一時あきらめ、国内の大学院進学を考えております。どのような大学院が適切なのか、その先にどのような就職先があるのかなどアドバイスいただける方がいらっしゃいましたらお願い致します。ちなみに地球環境全般を社会科学の側面から扱う上智大学の進学を考えておりますが、この大学に関して、もしくは上記のことに関して何かアドバイスをお待ちしております。よろしくお願い致します。
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No.19533 【A-1】
Re:野生動物保護に関する仕事について
2006-11-26 10:58:20 筑波山麓 (
同様に、「転職」で検索すると、http://www.eic.or.jp/qa/?word=%93%5D%90E
また、環境関係の就職については、以下のサイトで大体の様子が分かります。少ないですが、国・自治体・研究・国際機関等の求人もあります。
http://www.ecojob.com/
以下のつくば研究支援センターのサイトで筑波研究学園都市の研究機関や大学の求人が掲載されています。
http://www.tsukuba-tci.co.jp/jinzai/jinzai.html
これらを見られて、理想と現実を見てください。
環境関係は、例外を除いて、全体的に他業種より給与水準が相当低いです。好きな仕事であっても、給与が下がることは生活に直に影響しますから、相当な覚悟と見識を持ってでないと後で後悔することとなります。
私の知人も、十数年勤務した環境関係の仕事を辞め、今は、製薬メーカーの対外診断部門に努めております。それでも、給与が入社時に、2割アップしたそうです。また、対外的な信用も全く良くなったそうです。
女性蔑視と受け取られると困るのですが、これは、男性でも言えることですが、世間一般で言われている良い結婚相手(高学歴、高収入等)を見つけるにも、全く条件が違ってきます。また、私の狭い経験から言うと、平均して、人格・識見にも相当な差がある場合が多い(これは、学歴、収入、余暇時間(余裕)が少ないためかも知れませんが)と申し上げておきます。
「けいこ」さんの年齢が不明ですが、大学院進学も在学中の収入が途絶える、卒業後の就職先の問題等々苦労が耐えないと思います。私の妻も今博士課程で勉強中ですが、年齢が高いので、相当苦労しています。上智大学の大学院を卒業しても、失礼ですが、年齢が高ければ就職先も相当制限される可能性があります。
以下は、余計なお世話と思いましたが、私の考えです。今の会社に勤めながら、現在の職を利用して自分の将来を活かす道も含めて、自分のやりたい仕事を考えてみられた方が良いのではないですか。例えば、大学院受験・合格し、可能ならば、大学院で勉強するために、在学中は会社を休職扱いにしてもらう等です。今、会社にとっても環境部門は重要な仕事の一環となっていますので、このような形で活かすことができればと思いますがいかがですか。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。教えていただいたように各サイトを拝見させていただきました。現在27歳で、入社3年目ですが製薬の営業をしていました。本当にやりたいこと(野生動物の保護)であれば給料の水準が低くなっても気にしませんが、もうすこし現実的に考えてみたいと思います。おそらく社内にも環境部門などもあると思いますのでもう少し調べてみることに致します。アドバイスありがとうございました。また何かございましたらお願い致します。
No.19534 【A-2】
Re:野生動物保護に関する仕事について
2006-11-26 11:59:46 なんちゃって計量士 (
国際連合大学
http://www.unu.edu/HQ/japanese/index-j.htm
社会人大学院
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&safe=active&q=%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%BA%BA%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2&lr=
とくに
自宅で資格取得が可能な通信制大学・大学院
http://www.keikotomanabu.net/college/
夜間社会人大学院
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&safe=active&q=%E5%A4%9C%E9%96%93%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%BA%BA%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
実を言いますと、小生も学位取得まではいたしませんでしたが、必要知識を得るために、夜学へ通ったことがあります。
じっさい、学生専業の方が楽ですし、会社に全く迷惑をかけないわけではありませんが、社会人として生活基盤をなくす事は、今後の職種転換、再度の変更(興味の対象の変化等)を考えますと、取り返しが付かなくなる場合もあります。
勉強はどこでもできます。確かにそうです。でも一番大変な事は、自分自身のモチベーションを常に維持できるかなのです。退路を断って行動する事は、潔く見えますが、無謀な事を行って、疲れてしまうと、まともに考えることすらできなくなります。その後の社会生活を考えれば、できる限り、余裕をもって行動できるように準備して行動することが結果に一番早くたどり着きます。駆出すよりもゆっくりとで良いですから、確実に目標に向かって停まらずに歩くほうが早いです。
転職も学生に戻るよりも、社会人としてしっかりと履歴があるほうが、探し安いですし、情報量も多いです。ましてや製薬メーカーでしたら、探し用によっては回りにたくさん『野生動物の保護』に関係している方が集まっているはずです。今の場所で、逆に常に貴方から情報を発信すれば、結構そのネットワークに貴方の求めている場所があると思いますが?
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。教えていただいたように現在の職を維持しながら環境分野に道を広げる方法のほうが確かに賢いと感じました。実際実務を通して知識は習得されていくことも現在の仕事を通して学んだことのひとつであります。もう少し現実的に現在の会社で環境に携われないか模索してみようと思います。ありがとうございました。また何かアドバイスございましたらお願い致します。
No.19574 【A-3】
Re:野生動物保護に関する仕事について
2006-11-29 17:26:20 環くん (
野生生物保護に関する報告書や委員会資料を読んだことがありますか?
政策立案のためにどんな業務が実施されているか、
またどういった団体にこういう業務が発注されているか、
イメージがつかめると思いますので、是非目を通して下さい。
議員立法が非常に少ない日本では、
法律や政策はほとんど行政主導で作られます。
研究者ではなく実務者になりたいのであれば、
できるだけ行政に近い場所にいることです。
もちろん実際に法律や政策を作るのは行政=公務員ですが、
その基礎となる調査や提言は、大手環境コンサルやその系列のシンクタンク、
あるいは国省庁が主管するシンクタンク(独立行政法人や財団法人)、
大手民間NGOに外注されますから、
必ずしも公務員にならなくてもよいのです。
ただし行政の求める調査を黙々とこなす御用団体も多いので、
もっとラジカルな活動をしたいのなら、
ロビイ活動が活発な小規模なNGOも良いかもしれません。
ただし日本にはロビイ活動の伝統がないので、そういう団体は少ないですが。
大学院を探すなら、学科の理念などよりも、先生を捜すことです。
まずは、行政の委員会や調査に積極的に関わっている先生、
悪く言えば「御用学者」ですが(笑)、
そうした先生のいる研究室なら、行政の内実もよくわかりますし、
そこに携わる人たちとの出会いも多いかと思います。
その先生に指導を仰ぐかどうかは別にして、
縁を作っておくことは有用かと思います。
ちなみに国内で仕事を探すつもりなら、
海外の大学院はあまりお勧めしません。
人との関係が作りにくいし、就職に関する情報が入りにくいので。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。とても参考になりました。いづれにせよ、知識不足なので国内でいい先生を探して修士をとってみようかと思います。その中で教授や学生との交流を通じたり、インターンシップなどを積極的に活用して具体的な進路を見定めていくのもひとつの方法かもしれません。御礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。ありがとうございました。また何かありましたらアドバイスお願い致します。
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