一般財団法人環境イノベーション情報機構
アスベストの有害性について
登録日: 2006年11月07日 最終回答日:2006年11月07日 健康・化学物質 有害物質/PRTR
No.19227 2006-11-07 01:58:38 chikatamago
いつも参考にさせていただいております.
アスベストの有害性について調べたところ,その化学的な安定性と微小な針状結晶に起因するとのことでしたが,では安定性はともかく,その物理形状を改質してやれば人体に対する毒性は無くなると言えるのでしょうか?例えば,極端な話し,粒状にする(アスペクト比を下げる)とかで,対応できるのでしょうか?
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No.19239 【A-1】
Re:アスベストの有害性について
2006-11-07 23:06:05 火鼠 (
粒子になってしまえば、肺胞には刺さりませんし、肺胞まで達するには、5ミクロン以下の粒子といいますから、粒子が大きければ、問題はないのでは?この辺は、塵肺の世界になります。ただ、石綿のアスペクト比を変えるってのは、無理があるのでは?アスペクト比変えても、針なら刺さりますから、アスベストがここまで利用されたのは、繊維強度の強さも要因と思いますので。
役に立つかは、わかりませんが。。
回答に対するお礼・補足
火鼠様
早速の詳しいご回答有難うございました.腑に落ちなかったのは,世の中に多くの微粒物質がある中で,なぜアスベストだけが発癌性を持つのかという点です.酸化鉄の可能性は知りませんでしたので,調べてみたいと思います.アスベストの径は小さいので5μm以上の一次粒子にするのは不可能と思いますが,工夫すれば微粒子(アスペクト比を下げる)にするのは,繊維強度が高くても可能かなと考えまして質問させていただきました.(もし,物理的に無害化出来たとしても,化学的にアスベストである以上NGなのかな?)以上,有難うございました.
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