一般財団法人環境イノベーション情報機構
重金属を含む廃プラスチック類、金属屑の処分
登録日: 2006年09月20日 最終回答日:2006年09月21日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物
No.18619 2006-09-20 08:25:04 はいぷら
有害物質を含む廃棄物について教えてください。
六価クロムや鉛、シアン化合物といった重金属を含む燃え殻や汚泥は特管廃棄物になるとおもいますが、これらの重金属を含有するプラスチックや金属系の廃棄物では特管には該当せず、廃プラスチック類、金属屑とし埋め立処分してよい、と解してよいのでしょうか?
これら重金属は土壌汚染を引き起こす可能性があるにもかかわらず、廃棄物としては汚泥、燃え殻、廃油等でなければ埋立て可能、というのもよくわからないのですが、
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No.18624 【A-1】
Re:重金属を含む廃プラスチック類、金属屑の処分
2006-09-20 21:49:33 化学専攻 (
法律にはそうなってるみたいです。
但し、法律を作った人は化学をよく知らない人だったらしく、金属のくずはなんでも埋め立てていいようなきまりにしてしまったので、いちおうフツーの教育を受けた私達は常識で判断して、水銀やカドミウムなどは金属くずとして埋め立て処分しないようにしましょう。
>これら重金属は土壌汚染を引き起こす可能性があるにもかかわらず、廃棄物としては汚泥、燃え殻、廃油等でなければ埋立て可能、というのもよくわからないのですが、
重金属はもともと土の中から掘り出したものだから、個人的には重金属の土壌汚染という考え方には少し疑問があります。そうすると鉱山は全て土壌汚染地帯になってしまいます。
以上を総合すると、日本では廃棄物としての区分が科学的にきちんと定義されておらず、物理性状だったり(汚泥)、外見だったり(廃油)、生成過程だったり(もえがら)なんか便宜的に決めてしまったみたいです。
だから、重金属を含有するプラスチックを埋め立てする一方で、家庭用のプラスチックを圧縮すると毒ガスが出ると主張する人もいます。どっちの人も化学の勉強をはじめからやり直したほうがいいと思っています。
回答に対するお礼・補足
やはり法律では廃プラスチック類、金属類はそのまま埋立ててよいのが今の法律のようですね。
あとは排出者の心次第といったところになるのでしょうね。
さっそくのご回答、どうも有難うございました。
No.18626 【A-2】
Re:重金属を含む廃プラスチック類、金属屑の処分
2006-09-21 08:02:01 K (
ちょっと違います。
重金属類を含んでいても、第二溶出基準値(六価クロムだと1.5mg/L、鉛だと0.3mg/L、シアンだと1mg/L 他)を超えないと特別管理産業廃棄物にはなりません。
もっと言えば、いくら含有していても溶出しなければOKとなるようです。
>これらの重金属を含有するプラスチックや金属系の廃棄物では特管には該当せず、廃プラスチック類、金属屑とし埋め立処分してよい、と解してよいのでしょうか?
PCBに汚染されている場合は特別管理産業廃棄物になります。
それ以外の重金属類に関しては規定がないようです。
含有はしても溶出はしないと解釈されているのかもと勝手に思っているのですが。
回答に対するお礼・補足
やはりPCB汚染物以外には規定がないのが現状のようですね。
私も溶出としないものだと、勝手に考えておりました。今現在としては、溶出する可能性について考慮しなくても、法律上は問題ないのですね。
No.18643 【A-3】
Re:重金属を含む廃プラスチック類、金属屑の処分
2006-09-21 21:18:34 万田力 (
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=17959
を読むべし。
回答に対するお礼・補足
タイトルでは気がつきませんでしたが、同じ話が先月にもあったのですね。
非常によくわかりました。どうも有難うございました。
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