一般財団法人環境イノベーション情報機構
下水道の排水量の測定
登録日： 2006年08月30日 最終回答日：2006年09月05日 水･土壌環境 水質汚濁
No.18175 2006-08-30 03:56:45 下水道初心者
弊社は地下水をくみ上げて、トイレや冷却水に使っています。飲み水などは上水道を使っています。公共下水道には、生活排水やトイレの糞尿を流しています。その他の排水は河川へ流しています。
下水道の料金が、地下水と上水道の使用量を合算したものから計算されるので、実際の下水道への排水量より、何倍もの使用量となってしまいます。
そこでお聞きしたいのですが、糞尿の混じった排水の量を測定できる機器はあるのでしょうか。あるいは、他の方法で使用量を算定できる方法（市役所が納得する）はあるのでしょうか。
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No.18178 【A-1】
Re:下水道の排水量の測定
2006-08-30 16:54:06 たる吉 （
>下水道の料金が、地下水と上水道の使用量を合算したものから計算されるので、実際の下水道への排水量より、何倍もの使用量となってしまいます。
>そこでお聞きしたいのですが、糞尿の混じった排水の量を測定できる機器はあるのでしょうか。あるいは、他の方法で使用量を算定できる方法（市役所が納得する）はあるのでしょうか。
下水道法は往々にして，各自治体での条例が定められておりますので，自治体の下水道管理部署に問い合わせて頂く必要はありますが，「汚水排出量認定申告書」なるものが存在するみたいです。
これは，クーリングタワー等の循環・蒸発等する施設に送水される水を，下水量から差し引くことのできるものです。（排水が下水道に繋がっていない施設に送水されるものが対象のようです。）
その他の排水が，水質汚濁防止法の適用を受けるかどうかも問題とは思いますが。
尚，汚水流量計は認められないようです。
No.18180 【A-2】
Re:下水道の排水量の測定
2006-08-30 21:38:48 papa （
処理区域内では、原則として接続義務がありますが、冷却水のように非汚濁水であることがはっきりとしていれば、下水道法第１０条の但し書き規定により下水道管理者の許可を得て河川放流することができます。（もちろん河川放流分は水質汚濁防止法の規制を受けます）
>下水道の料金が、地下水と上水道の使用量を合算したものから計算されるので、実際の下水道への排水量より、何倍もの使用量となってしまいます。
そのようなことはありません。
事業所の場合は、実際の下水排除量になるように様々な計量手法を選択しています。たとえば、飲料製造業では製品化される水量を出荷量からの計算値により除外するとか、温泉旅館のゆぶねを河川放流する構造として、ゆぶねの容量分×清掃回数分を除外するとかです。
お尋ねのケースでは、地下水はトイレ系統だけのようですから、トイレ系統だけ配管を分離して水道用量水器を取り付けてその水量を申告し、上水道使用量と合算するという方法も可能です。トイレが事業所内に分散している場合は複数の量水器が必要になるかもしれませんが、機器費工事費は大きな負担にはなりません。
但し、一部の配管敷設替えが必要になることが多いので、この機会に用水系統の整理をすることも御社の業務管理上は有益と思われます。
この程度の取り扱いは、ふつうの自治体ならどこでもやってます。
回答に対するお礼･補足
お二人の丁寧な回答有難うございます。何せ３０〜４０年前の建物で、給水経路が複雑に改築されており、トイレとその他に、どう分かれているのかわからない状態です。配管のやり直しや、量水器をたくさんつけることも計画したのですが、費用がかかりますので何とか安くつく方法があればお願いします。
No.18295 【A-3】
Re:下水道の排水量の測定
2006-09-05 17:55:55 門外漢 （
河川に流す方の排水量を測ってさっぴく・・・てのはダメなの？。
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