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環境Q&A

アスベスト分析を米国に依頼は可能でしょうか? 

登録日: 2006年08月30日 最終回答日:2006年08月31日 健康・化学物質 有害物質/PRTR

No.18162 2006-08-30 08:21:23 測郎

アスベストの分析を米国に依頼した方が早いと聞きました
米国のラボの結果は国内でも通用するのでしょうか?
信頼性の部分と官公庁で通用するかどうかお詳しい方教えていただけませんでしょうか?

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No.18188 【A-1】

Re:アスベスト分析を米国に依頼は可能でしょうか?

2006-08-31 07:30:26 筑波山麓

>アスベストの分析を米国に依頼した方が早いと聞きました
>米国のラボの結果は国内でも通用するのでしょうか?
>信頼性の部分と官公庁で通用するかどうかお詳しい方教えていただけませんでしょうか?


下記のサイトのように、アスベストの測定方法は、厚生労働省労働基準局長名により、関係各機関に通達されています。
http://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-47/hor1-47-43-1-0.htm

また、アスベストの測定は、下記のサイトのように、登録機関でなければできません。
http://www.jawe.or.jp/jigyou/seido-s/ishiwata/ishiwata-list.pdf

したがって、上記の2項を満たせない場合、自主管理でアスベストの含有率を調査したいのであれば可能でしょうが、官公庁に対しては通用しないのではないでしょうか。

信頼性に関しては、日本対アメリカという考えよりは、依頼する測定機関の技術、機器、その他(例えば、ISO17025取得の有無、測定実績等)で判断すべきでしょう。

回答に対するお礼・補足

丁寧な御回答ありがとうございました

No.18199 【A-2】

海外への移送自体に問題があるかも知れません

2006-08-31 22:58:45 なにわ808

昨秋、私の勤め先でも米国での分析を検討しましたが、「分析方法の問題」と「試料の移送の問題」から断念しました。

「分析方法の問題」については筑波山麓さんが詳述されている通りですので省略します。

「試料の移送の問題」ですが、「アスベストを含む可能性のあるもの」を海外に持ち出すということでバーゼル条約に抵触する可能性があるという指摘を受けました。

「分析目的」ということを隠れ蓑に、アスベスト廃棄物を不正に海外に持ち出す輩が現れないとは限らない、という発想のようです。

回答に対するお礼・補足

大変鋭い指摘に感謝いたします、確かに移送には問題を含んでいるようです、やはり研究試料と言う隠れ蓑?を方便として実行しているのでしょう。

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