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環境Q&A

環境目標(グリーン購入)について教えてください。 

登録日: 2006年08月29日 最終回答日:2006年08月30日 ごみ・リサイクル グリーン購入

No.18146 2006-08-29 05:15:22 磯九郎駿河守飯朝

ISO取得の前段階として、マニュアルを作成し環境方針・環境目標を設定し試行することになりました。超初心者の上に周りに知っている方がおりません。
環境目標の一つとして「文房・事務用品のグリーン購入比率を前年比6%アップする。」とした場合に、疑問が湧いて進めなくなってしまいました。皆様にご指導いただければ幸いです。
この場合の6%とは、何でしょうか?購入金額、品目数、点数?サイトを見ると色々な会社がありここで挫折してしまいました。(何でも良いのでしょうか?)
国の基本方針の「目標の立て方」を読むと文具類は「各品目ごとの当該年度の調達総量(点数)に占める基準を満たす物品の数量(点数)の割合とする。」となっています。例えば、ファイルという品目を例に取ると前年の点数は100、今年は106。これで6%アップになります。しかし、この点数とは何でしょうか?製品番号(型番)であれば、メーカー、サイズ、古紙の配合率の違い等で点数を増やしたければ意図的に増やせるのではないでしょうか?ボールペンの黒と赤でも型番が違います。金額が関係ないのは何故でしょうか?
超初心者としては、購入金額が最も理に適っていると思うのですが、何故国の「目標の立て方」は点数なのでしょうか?
文章力がなく長くなってしまいました。数字で示します。例えば下記の場合
2005年―>総購入100万円、内グリーン購入80万円  グリーン購入比率80%
2006年―>総購入 90万円、内グリーン購入77万円  グリーン購入比率86%
グリーン購入金額は減ったが、グリーン購入比率は前年比6%アップした。この考え方は合っていますでしょうか?
しかし、目標数値が何故10%アップでなく6%アップなのかとトップに質問されても答えられません(泣)
超初心者としては、前年比何%アップという目標は、今期不要なものまで購入すれば達せられるので、購入する前に必要性を考慮して(極力購入しない)というグリーン購入の理念に外れると思うのです。ですから、「グリーン購入比率を86%にする。」という目標が正しいと思っています。しかし、それでは他の目標「ごみの廃棄量を前年比6%削減する。」と並べて書いた場合に整合性がとれないというトップ(また泣)
すみません。どれか一つでもご指導いただければ幸いです。また、上記について参考になる参考書やサイトがあればご教示願います。よろしくお願いいたします。

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No.18149 【A-1】

Re:環境目標(グリーン購入)について教えてください。

2006-08-29 18:20:42 火鼠

ISOパニックになっていませんか?
まず最初に、6%はなんですか?。って言われても??御社で決めたことじゃないのですか?ISOでは、数値目標がいいとは,言っておりますが(具体的にって言う表現)数値がナンボなんていってません。
ISOは、人に聞くのではなく、相手に、私は、ここまでやってます。目標を定めてやったらこんなに
今年はよくなりました。来年は、ここまで,よくする予定(できなくても)です。ってプレゼンするのが主旨ではないでしょうか?やってみて、出来なかったことを、次どうするか。判断する。出来ないことは、しなくてもいいんですよ。企業潰してまで、ISOにしがらむ必要なんて。あるんですか?単なるプログラムですよ。ISOやって、儲からなければ,やる必要なんかないんですよ。
あとは、企業倫理がどこまで、あるかです。

回答に対するお礼・補足

火鼠様。御回答有難うございます。確かに自分でもパニクッテいると思います。あーでもない、こーでもないと悶々としておりました。そんな時に当Q&Aに出会い、藁にもすがる思いで質問させていただきました。6%については私の言葉足らずでした。仮に「グリーン購入比率を前年比6%アップする。」とした場合に何故10%or3%でなく6%にするのか。要は何%と決めるときの根拠が分からないのです。火鼠様に教えていただいた考え方を基に更に精進して参ります。有難うございました。

No.18157 【A-2】

Re:環境目標(グリーン購入)について教えてください。

2006-08-29 22:06:56 筑波山麓

環境に対する負荷ですから、「金額」ではなく、「数量」ではないでしょうか。金額が増えても、減っても環境に対する負荷が比例して多くなったり、小さくなったりするとはいえませんが、数量が減れば、負荷も減るのではないでしょうか。

それに、利益を追求する会社としては「環境」のために高いものを買って会社に損害を与えることもできない道理ですから、金額に対してはコントロール、法的な強制は必要ないでしょうしね。

それから、日本は、京都議定書で温室効果ガスを毎年6%づつ減少させる目標を掲げていますから、直接の関連はないかも知れませんが、「6%」という数値はそこからきているのではないでしょうか。

通俗的ですが、「継続は力なり」という言葉もあります。今年数十あるいは数百%達成したから、来年は何もしなくて良いということではないでしょう。無理をすれば継続できません。ある程度波があっても良いでしょうし、毎年同じ率というのも嘘くさいです。継続できる、ある程度の一定のレベルで実施するというのが、本来の趣旨でしょう。

それから、紙の節約、電気使用量の節約等々は、ある程度継続すると、やることがなくなってしまいます。担当者としては、「会社の利益+環境負荷の軽減」を継続して実行していくことを望んでも、トップとしては、目に見える成果を求めますし、いずれにしても真面目に考えれば考えるほど、難しいですね。

回答に対するお礼・補足

筑波山麓様。御回答有難うございました。紙ごみ電気では3年が限界らしいですね。しかし、当社のような事業(ソフトウエア開発)では他にすぐに出来るものがありません。工場があるわけでも材料を使うわけでもなく、コンピュータと人材だけが資産です。紙ごみ電気の次は。。。。。考えるだけで怖いです。
「金額」ではなく「数量」というご指摘と考え方は良く分かりました。しかし、実務では(って、まだ実施していないのですが)中小企業でも事務用品は100種類くらいあります。例えば付箋紙には、1パック100枚×20冊、100枚×40冊、100枚×50冊等の種類があります。冊数の同じもの同士を比較するのか、枚数を算出して比較するのか?枚数を比較しても紙の大きさが違うので意味がないと素人にも分かります。そのためか?大手企業の環境報告書を読むと金額比較が圧倒的に多くなっています。勿論、金額と数量、両方算出している会社もあります。国の基準には点数で比較するとあります。点数とは付箋紙でいえば100枚×20冊が1点、100枚×40冊が1点というように数えるのか?点数の意味が分かっていないのです。
また、点数の意味が分かったとしても、購入1単位が付箋紙のような1,500円のものと給与明細書の25,500円が同じ1点というのは疑問です。本当に難しいです。
最後に「6%の根拠」有難うございました。今年、チーム・マイナス6%に入ってクールビズを実施しています。マイナスとアップの違いはありますが6という数字が無意識に頭に入っていたようです。
「継続は力なり」を座右の銘にして、これからも環境の勉強をして行こうと思います。有難うございました。

No.18166 【A-3】

Re:環境目標(グリーン購入)について教えてください。

2006-08-30 10:37:54 Geordi La Forge

>2005年―>総購入100万円、内グリーン購入80万円  グリーン購入比率80%
>2006年―>総購入 90万円、内グリーン購入77万円  グリーン購入比率86%
>グリーン購入金額は減ったが、グリーン購入比率は前年比6%アップした。この考え方は合っていますでしょうか?

合っていると思います。
全体としてモノを買わない=省資源 と グリーン購入率上昇=地球に優しいものを買っている 訳ですからダブルで良い事をしているのです。

>「グリーン購入比率を86%にする。」という目標が正しいと思っています。しかし、それでは他の目標「ごみの廃棄量を前年比6%削減する。」と並べて書いた場合に整合性がとれないというトップ(また泣)

うちの会社みたいなク○トップですね。トップって何で無●任なボ○老人ばっかりなんでしょう? 彼らが絶滅すれば世の中どんなに良くなるか。レッドブックに載せたい生き物ですな「経営者」ってw

余談が過ぎました、整合性が取れないのなら整合性が取れるように目標を立てて見やがれって言ってみたらどうでしょう? グリーン購買したものだけがゴミになるわけでもあるまいし、他にもゴミなんてたくさん出ますよね。
あと、なんで6%なんだなんていうのなら、それが出来ると思った数字なんですと胸を張って言えば良い。または、じゃ、何%にすればいいでしょうか? ときいてやれば良い。
経営層だって、論理的に売上高を考えている訳じゃないんだしね。言い値でしょ?

あまりゴタゴタもめると、認証取れないよって言えば良い。ISO14001には、経営層の責任もちゃんと規格として決められているだよね。ちゃんとISO事務局にリソースを配分することって。あなたの仕事が回らない場合新たに人を投入するのは経営層の立派な責任です。

回答に対するお礼・補足

Geordi La Forge様。御回答有難うございました。かなりスッキリしてきました。
あと、もやもやしているのは点数とは何かだけになったようです。
Geordi La Forge様は強いお方ですね。そして、私の仕事が回らなくなってきていることまでお見通しでビックリしました。ISOの認証って高いですよね。たくさん利益の出ている会社なら分かりますが、総購入額年間50万位の事務用品、しかも最近では環境に気を付けなくても、買ってみれば環境ラベルが付いています。仕事とはいえ虚しさを感じることもあります。(努力しなくてもグリーン購入比率は上がるという意味で)では、目標を変えれば良いじゃないかとお思いでしょうが、他の目標にしたらもっとコストがかかります。
「いそいそと騒ぐ社長は公害車」失礼しました。愚痴になってしまいました。お許しください。
今、これを書いていて突然ひらめきました。某事務用品メーカーにグリーン購入比率を自動的に算出するシステムがあるそうです。そこに問い合わせれば点数の意味が分かりそうです。多分、私のもやもやは晴れると思います。これもGeordi La Forge様のお陰です。有難うございました。

No.18167 【A-4】

ご参考

2006-08-30 10:56:05 clean

基本的な考え方は月毎、年毎の比率を出してそれを過去の比率と比較してアップしたダウンしたということでよろしいかと思います。それならば廃棄物量を減らすという目標と整合しないということもないはずです。
これは単一部門的(総務や購買)な目標に感じます。
御社がどのような事業をなされているかは分かりませんが、ISOはいかにして儲けるかを考えるツールです(耳タコかもしれませんが)。本来業務に根ざしたそれでいて環境負荷を下げる若しくは環境へのプラスを高めるような目標が立てられれば審査員にも絶賛されるはずです。頑張って下さい!

回答に対するお礼・補足

Clean様。御回答有難うございました。事務用品については会社の事業や規模は関係ないかなと一人合点して省略してしまい失礼いたしました。紙ごみ電気以外の本来業務(ソフトウエア開発。中小企業です。)で環境負荷を下げるためには何をすべきかは少し分かっているつもりです。それは永遠のテーマ「生産性の向上」です。これが出来れば社員が会社にいる時間は少なくなり、紙ごみ電気は確実に減り利益も出ます。「生産性の向上」を図るには1SO9001も絡んで参ります。本業ですからグリーン購入を一人で検討するような訳には行かないでしょう。トップレベルのSE5人チームで1年程度検討しないと品質管理マニュアルは作成出来ないと考えます。それを検討せずに本来業務をすれば稼げるお金は5人×100万×12ヶ月=6,000万です。残念ながらその余裕は現在ありません。ニワトリが先か卵が先かですが、中小企業の悲しさで、やはり儲からないと出来ません。グリーン購入から波及して、もっと大きな視点でと叱咤激励されたように感じます。頑張ります。

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