グルタルアルデヒドの処理について
登録日: 2006年05月17日 最終回答日:2006年05月17日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物
No.16531 2006-05-17 04:00:54 Mr.ECO
強力な殺菌剤として使用されているグルタルアルデヒド(グルタラール)ですが、その廃液の処理法、法規制を調べています。グルタルアルデヒドは毒劇法にも指定されていませんし、廃液処理に関する法的なしばりがないように思うのですがどうでしょうか?また処理法として、亜硫酸水素ナトリウムによる中和があると聞きました。その場合酸化還元式はどのようになるでしょうか?無害化に必要な亜硫酸水素ナトリウムの添加量が知りたいのですが、科学の知識にうとく、壁にぶち当たっています。よろしくお願いします。
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No.16533 【A-1】
Re:グルタルアルデヒドの処理について
2006-05-17 16:52:32 匿名 (
一例を以下に示します。
www.fujifilm.co.jp/msds/no4/msdspdf/MX221402JP.pdf
bio.takara.co.jp/catalog/pdfs/MSDS036-1.pdf
www.merck.co.jp:8080/shohousen2/pdfdata/1-112179.pdf
この他にも、当該薬品を製造している大手ならば、MSDSを公開しているので探してみてください。
この薬品の廃棄は専門的な設備が必要なようです。
回答に対するお礼・補足
さっそくの回答ありがとうございます。MSDSにつきましては、大手のものは一通り目を通しましたが、中和に関して具体的な添加量がかかれていなかったもので、ご質問させていただきました。化学的な知見に乏しいもので、酸化還元式から、理論上の添加量を調べようと思ったのですが、、、壁にぶちあったって動けないもので。。
グルタルアルデヒドはホルムアルデヒドよりも強い殺菌力を持ちながら、毒物、劇物にも指定されていませんし、法整備がまだまだ進んでいないようですね。
No.16537 【A-2】
Re:グルタルアルデヒドの処理について
2006-05-17 17:40:17 匿名 (
http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0158c.html
国連危険物分類(UN Haz Class):6.1に分類されているようです。
化審法2-509にも記載されているようです。
さて、おたずねの酸化還元反応ですが、アルデヒド基が還元されてアルコールになるという反応ではないでしょうか?グルタルアルデヒドにはアルデヒド基が2つあるので、それぞれが還元されるとすれば、必要な還元剤の量はきまると思いますが。。。。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。僕も最初は酸化、還元され、無害化すると思っていたのですが、どうも亜硫酸水素塩が付加する反応もあるようです。もう少し調べてみたいと思います。また何かありましたらよろしく願いします。
No.16540 【A-3】
Re:グルタルアルデヒドの処理について
2006-05-17 19:16:44 参考文献 (
(参考)
「医療機関におけるグルタルアルデヒドによる労働者の健康障害防止について」(平成17年2月24日付け基発第0224007号厚生労働省労働基準局長通知)
http://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-46/hor1-46-6-1-0.htm
中央労働災害防止協会安全衛生情報センター
参考2 グルタルアルデヒドに関する情報 より抜粋
9 廃棄する場合の措置
グルタルアルデヒド又はこれに汚染されたものを廃棄する場合には、排水処理又は燃焼処理をすること。
10 名称、取扱いの注意等の通知
グルタルアルデヒドは、労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)第57条の2の規定に基づき名称、取扱いの注意等を文書で通知すべき物であるが、殺菌消毒剤としてのグルタルアルデヒドは医薬品であるため、薬事法(昭和35年法律第145号)第52条に基づき添付文書等に用法、用量その他使用及び取扱い上の必要な注意等を記載することが義務づけられており、労働安全衛生法第57条の2の適用除外となる。
回答に対するお礼・補足
文献、ありがとうございます。グルタルアルデヒドの廃棄について、排水処理の詳しい所(具体的な方法やその原理)を知りたかったのですが、なかなかないものですね。
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