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環境Q&A

悪臭の評価(臭気指数)について 

登録日: 2006年04月11日 最終回答日:2006年04月15日 大気環境 悪臭

No.16039 2006-04-11 12:41:25 環管いち

環境関連の会社のものです

現在、生活環境影響調査(ミニアセス)を行っています。
通常焼却施設であれば、項目の中に悪臭について、排ガス中、施設の漏洩の影響要因で執り行うのですが、予測評価をどうしたものかと苦慮しています。
排ガス中の方は、過去の事例や他の排ガス中の臭気濃度を元に定量的な予測をしたり、燃焼時に臭気成分が分解される等により、予測評価の項目として取り上げない場合もよくあります。
施設の漏洩の方は、類似施設の実測による引用がほとんどです。
あとは、事後の管理によるところで定期的な測定により把握するといったところです。
最近は臭気指数による規制の自治体も多いのですが、これらがないと、上記のように定量的な予測をしたところであまりいい評価が伴わないような気もします。
他にミニアセスを取り扱っている方も多いのではないかと思いますので、悪臭についてはどのような予測手法を用いてどのように評価しているかお聞かせいただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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No.16134 【A-1】

Re:悪臭の評価(臭気指数)について

2006-04-15 22:13:57 素人

>最近は臭気指数による規制の自治体も多いのですが、これらがないと、上記のように定量的な予測をしたところであまりいい評価が伴わないような気もします。

上の文章の「これらがないと」の「これら」は何を指しているのですか?
「臭気指数の規制」がないところは、特定悪臭物質の規制になっていたり、
いずれの規制がない地域でも地表濃度で臭気指数10等を目標としているようです。
規制の有無に関わらず、人に対する苦情がでることを事前に防ぐためには、地表の臭気指数で目標値を設定すべきと思います。
規制がない地域でも苦情はでるので、定量的な予測をしても意味がないことにはならないですが。

「排ガス中の臭気指数」がない場合は、類似施設で実測しているようです。
類似施設調査が困難な場合、自治体によっては、予測計算しないと納得してくれないので、何かしらの値を設定します。
とりあえず臭気濃度3,000(臭気指数35)にしたり、地表濃度で10未満になる値を逆算して、管理目標値としたり。

「施設からの漏洩による臭気指数」がない場合も、類似施設の実測が望ましいようです。
予測計算は困難なことが多いですが、何かしら概算値でも計算したり、対策等から定性的に評価(ミニアセスだと分析)したりするようです。

「特定悪臭物質の濃度はあるが臭気指数」がない場合は、計算上は、特定悪臭物質から臭気濃度を導けますが、
かなり強引で複数物質による効果も把握できないので、やめた方がよいでしょう。

予測計算するときに臭気指数2号規制式はいろいろと条件があるので注意した方がよさそうです。
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/atom/1089382686/

回答に対するお礼・補足

非常に丁寧なご回答ありがとうございます。
説明不足で申し訳ありません。「これら」というのは、ご回答のとおり臭気指数の規制のない地域のことです。
悪臭防止法では臭気指数を10以上21以下としています。
しかし、とりあえず臭気指数を10とすると非常に厳しく予測結果は超えてしまうケースが多いですね。
確かに、人の居る地域には地域住民とのトラブル回避のためにも、明確な規制値を設定すると、事業者の注意も喚起されてよいように思います。
あとは、おっしゃるとおりで管理目標をさだめることや定期的な測定、保守メンテナンスで事後においてもかんりしなくてはなりませんね。

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