一般財団法人環境イノベーション情報機構
総量規制?
登録日: 2006年02月23日 最終回答日:2006年02月23日 水・土壌環境 水質汚濁
No.15111 2006-02-23 10:40:17 素人なんです
窒素の総量規制について調べようと思い。何県かの条例を調べたのですが、総量規制基準が
Ln=Cn・Qn×10^-3(マイナス3乗)
Ln:排出が許容される汚濁負荷量(1日につきキログラム)
Cn:事業種ごとに定められた窒素含有量(1リットルにつきミリグラム)
Qn:特定排出水の量(1日につき立方メートル)
となっています。
排出水量が増えれば許容排出負荷が増えるのであれば総量規制の意味がない、というか総量規制になっていない気がするのですが。 結局水で薄めればいくらでも許容負荷量が増えると言うことですよね?(そのこと自体が良いか悪いかは別として)
私が何か勘違いをしているのであればお教えいただきたく、宜しくお願いいたします。
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No.15115 【A-1】
Re:総量規制?
2006-02-23 12:27:42 YAMA (
>排出水量が増えれば許容排出負荷が増えるのであれば総量規制の意味がない、というか総量規制になっていない気がするのですが。 結局水で薄めればいくらでも許容負荷量が増えると言うことですよね?(そのこと自体が良いか悪いかは別として)
>私が何か勘違いをしているのであればお教えいただきたく、宜しくお願いいたします。
>
排出水量が増えると言っても、「特定排出水」が増えた場合のみ許容負荷量(=総量規制基準値)が増加します。
この特定排出水については、単なる排出水ではなく、冷却水等は含まれません。製造工程の排水や生活排水(事務所排水を含む)が特定排出水になります。
また、特定排出水には現時点でQnoとQniの二種類が有り、平成14年10月1日前の水をQno、その日以降の水をQniと分けており、Qniに対するCniはCnoより厳しいものとなっており、増える水に対しては厳しい基準を課すというものになっています。
よって、排水処理後の排水を薄めても総量規制基準値は増えませんし、高濃度の工程排水を薄めるために使用する調整水として排水処理施設に流入させる場合には総量規制基準値を増加させることは出来ますが、そのためには排水処理施設に調整水を流入させるだけの余裕がないといけません。
回答に対するお礼・補足
早速のご回答ありがとうございました。
通常の(濃度規制している)ものは工場出口の排水を監視しているのに対して、総量規制の場合は特定施設出口の濃度を監視していると言うことですね。
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