一般財団法人環境イノベーション情報機構
BOD・CODについて
登録日: 2003年01月07日 最終回答日:2003年01月14日 水・土壌環境 水質汚濁
No.1466 2003-01-07 17:42:55 みち
現在、ある水溶性高分子を扱っていますが、その水溶液の資料にBOD100ppm、COD6000ppmと記載されています。
この水溶液はすぐに黴が生えてくるのですがこれはBODが低くCODが高いということと関係あるのでしょうか??
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No.1516 【A-1】
Re:BOD・CODについて
2003-01-11 19:08:24 きた (
BODとCODの比には特に関係がないのでは思います。普通の食品にも付くのですから。ただ、かびの種類は違うのかもしれませんが。
その水溶液についてより、かびについて調べたほうが早いと思いますが・・・。
http://www.nisshin-steel.co.jp/nisshin-steel/product/market/18koukin/anbact007.htm
<参考資料……細菌、かびの性質について>
(かびについての知識があるという者ではありません。)
回答に対するお礼・補足
きたさんありがとうございます。おっしゃるとおりカビの勉強をしていこうと思います。
No.1528 【A-2】
Re:BOD・CODについて
2003-01-13 21:39:25 sim (
ただし、BODが100ppm、CODが6000
ppmも示せば、かなりの有機物がその水溶液には含有されています。
微生物は、有機物を食べて発育する訳ですから、微生物の発育を「阻害する成分」が含まれていなければ、藻が生えてきたり、微生物が発生することは当然のことかと思われます。
もし、藻が発生して困るのであるならば、保管方法を変えてみてはいかがでしょうか。
例えば、
1.容器を気密容器とし、空気接触をなくす
2.冷暗所に保管する
これだけでも、かなり違うと思われます。
また、メーカーに相談するのも方法の1つかと思われます。
回答に対するお礼・補足
simさんありがとうございます。保管方法はアドバイス通りにやってみようと思います。
No.1533 【A-3】
Re:BOD・CODについて
2003-01-14 10:37:58 君山銀針 (
BODは水中の微生物が水中の汚濁物質を食べ分解する時に
使う酸素の量を測定するので、
微生物が餌として利用できない有機物が含まれていれば、
その分だけ値は小さくなります。
(CODは有機物を化学的に分解するのに消費される酸素量のことで、
微生物が分解できないものの一部も含めて測定できます)
なお、みちさんの質問の中にある活性汚泥法は、
微生物の代謝によって有機物を分解し、
沈殿させていく方法ですから、
CODにくらべBODの値が低い場合はあまり向いてない気がしますが、
どうなのでしょうか。
(このへんには詳しくないのでどなたかご存じの方がいらっしゃれば、
ご教示ください)
なお特許庁が作成したは廃水処理技術の動向についてのレポートでは
合成高分子含有廃水の処理については主に
凝集・沈殿処理とオゾン酸化があり、
最近はオゾン酸化の割合が伸びているそうです。
http://www.jpo.go.jp/ryutu/map/ippan08/1/1-5.htm
また具体的に物質名などを書いていただければ
もう少し具体的な回答があるのではないかと思いました。
回答に対するお礼・補足
君山さんありがとうございます。物質はセルロースの化合物です。つまりセルロースのような複雑な物質は化学的には分解できるが、微生物では分解できないため、オゾン等で酸化して微生物が分解できるような状態にして、その後に活性汚泥法で処理すれば良いってことですよね。
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