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環境Q&A

CODMnがCODCrより大きくなった 考えられることは? 

登録日: 2006年01月18日 最終回答日:2006年01月20日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

No.14208 2006-01-18 03:22:44

下記のようにCODMnがCODCrより大きい値がでました。
他にこのような経験をされた方はいらっしゃいませんか?
原因が思いつかないのですが。
    CODMn  CODCr   PH   TOC  
資料A 39400  20800  11.7  37100
資料B  3880   3180  11.6   9520
資料C  8550   6360  13.7  17200
資料D  4010   3380  10.5  16500
私は現在水処理施設の計画をしています。
現在計画中の施設の使用材料の分析を行った結果が上記のようになりました。MSDSによると含まれているのはSiO2、アミン、KOH、NH4OH、水で99パーセント以上を構成しています。
考えられるのはどのような場合でしょうか?
尚分析は二箇所の分析センターで行いましたが、傾向として同様の結果でした。

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No.14272 【A-1】

Re:CODMnがCODCrより大きくなった 考えられることは?

2006-01-20 18:05:19 PCキャラ

別の掲示板で全く同じ質問を見かけました。
マルチポストに該当すると思いますので
1つに絞って、質問されたほうが良いと思います。

回答に対するお礼・補足

気分を害されたことはお詫びします。
只、初掲載より日数も経ち、傾向も違う広場と思いましたので、共通してごらんになる方が多くおられるとは余り考えませんでした。
今回の現象は珍しいというか、私の付き合いのある分析技術者の間では誰も経験した事がないので他の場所へ広げました。
前掲載を削除すべきだったのかとも思いますが、過去ログではBODMnとBODCrの比を論じた物が一つも見つからないので広げました。

No.14282 【A-2】

Re:CODMnがCODCrより大きくなった 考えられることは?

2006-01-20 23:10:18 マッシー・ナナ

周知のとおり、Crのほうが酸化力は強いので、一般にCOD-Cr値が高値となります。しかし、易分解物質では両値は変わらないこともあります。Mn値がCr値より高く出る現象は経験ないです。推論の域を出ませんがデータを見ますと、@4万PPM台のCOD-Mn値はTOCよりも高値です。この値が正しいとしますと、有機物でなくモリブデン等の高価数の鉄族イオンの混入は考えられないでしょうか。A4万PPM台のCODは直接測定しようとするとサンプル量は0.05ml程となってしまいますので、COD-Mnは測定時に高倍率希釈していることと思います。希釈倍率を再検証されてはいかがでしょう。B塩素イオンが極端に高いなど、COD-Cr法が適用困難な排水を分析していませんでしょうか。C表の分析結果をグラフにして千PPM以下の濃度値を推測いたしますと、両値はほぼ類似値をとります。お考えになられている処理法が生物処理ならば、処理細菌がいるかどうかは別として、COD濃度は千ppm以下で処理することになると思います。両値は同じと考えて、COD-Mn値を採用されれば良いのではと思います。



回答に対するお礼・補足

ご丁寧な検討ありがとうございます。出張していてお礼が遅れてすみませんでした。
@に関して再分析しようと考えています。
Aは廃液分析をしたのですが、その結果の分析値の比率も同様の結果なので希釈倍率や希釈方法における過誤はないと考えております。
Bに関して再分析しようと考えています。
Cに関しては計算上(資料廃水を排出予定水量で混合した水の分析値)の処理装置の入り口濃度はCODMn720、CODCr420、TOC1030(アミンが難分解性なのでCOD評価で考えております)で検討しています。
只、このような特殊な水を扱った事がないので、何が混入しているのか、性状又は条件だけでも確認したいのです。
不躾ですが、追加分析の結果も出ましたので質問内容、題名を変えてNo.14357に新規に致しましたのでよろしくお願いいたします。

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