一般財団法人環境イノベーション情報機構
クロム化合物について
登録日: 2005年12月08日 最終回答日:2005年12月19日 健康・化学物質 その他(健康・化学物質)
No.13724 2005-12-08 02:57:39 クロムサークル
今ゼミの関係で友人とクロムサークルを結成しました!!
それで、クロムについて詳しく知りたいのですが、調べてもわからないことがたくさんあるのです。。
そこでいくつかご回答頂けたらと思います。
まず、
クロムは必須微量元素とされており必要とされているのに、六価クロムはなぜ有害として社会問題にまで発展しているんでしょうか??
そして、
六価クロムはどういった風に形成されるのでしょう?過程の化学式などがお分かりになれば教えて頂きたいです!
お願いしますm(__)m
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No.13763 【A-1】
Re:クロム化合物について
2005-12-12 14:59:31 isisan (
http://www.nittech.co.jp/E03/E0310.html
六価クロムは発ガン性が指摘されています。
クロムは三価の方が安定なので六価クロムは天然にはあまり
存在しません。多くが人為的なものです。
この程度の内容を「調べても分かりません」では通りませんよ。
まずは「六価クロム」で出てくるページに片っ端から目を通して
見ることです。
回答に対するお礼・補足
ご回答、そしてアドバイスありがとうございました。勉強不足で申し訳ありません。。。載せて下さったサイト、とても参考になりました!良い情報源になります。
クロムが及ぼす影響などは図書で調べたりでだいたいは把握できているのですが、六価クロムの発生のメカニズムなどが本当に見つからなくて...もっとめげずに探してみますね!
No.13858 【A-2】
Re:クロム化合物について
2005-12-16 14:40:35 睦 (
日本生化学学会や日本過酸化脂質・フリーラジカル学会に論文が掲載されています。
六価クロムのCHO(チャイニーズハムスター卵巣)細胞のアポトーシス誘導などが参考になるかもしれません
No.13889 【A-3】
Re:クロム化合物について
2005-12-19 10:39:42 isisan (
ということで悩んでおられるようですが,どのような用途から
環境中に出てくるのか・・という意味でしょうかね?
現在,六価クロムの発生源(用途)として多く使われており
もっとも代替に苦労しているものとしては,クロメート処理
でしょう。主にネジの表面処理用途で使われており,銀色では
なく玉虫色(?)と言えば良いのか,緑色がかった金色のネジ
は見たことがありませんか?それがクロメートです。
この皮膜の中に六価クロムがモロ含まれています。
このクロメート処理を行ったものは耐久性が非常に良く,表面
が傷ついても自己修復するというネジとしてはこれ以上ないほ
どの利点を持っており,これを代替するために工業的には相当
の苦労を強いられています。
RoHSがらみの規制としては,鉛廃止にともなうウィスカの
問題と並んで,技術屋泣かせの問題と言えるかと思います。
同じくクロムを使用しためっきとして「硬質クロムめっき」と
いうものがあります。美しい金属光沢を有するめっきであり
(装飾クロムめっきと呼ばれることもあります。厳密には多少
違いますが。)
装飾ものに良く使われている表面処理です。
こちらの表面は金属クロムなので六価クロムは含まれません。
よって硬質クロムめっきそのものが六価クロムの発生源になる
ことはないのですが,めっき処理の過程で六価クロムを使用し
ます。よって硬質クロムめっきの処理工場の廃液処理が不適切
であった場合には,六価クロムの発生源になるという可能性は
あります。まれに問題視するメーカーもあります。
その他,鉱山廃液なども発生源になることがあります。
金属クロムや三価クロムが勝手に六価クロムになってしまうこと
は通常考えにくいですから発生源は人為的なものと考えて問題
ないかと思います。
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