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環境Q&A

直接溶融処理における排ガスについて 

登録日: 2002年11月28日 最終回答日:2002年12月06日 ごみ・リサイクル ごみ処理

No.1307 2002-11-28 13:35:36 学生

一般的な焼却処理から排出される排ガス成分と直接溶融処理から排出される排ガス成分とは異なるのでしょうか??(おなじごみ質と仮定した場合) また排ガス中のCO2排出量は%表示されていますがどのような意味なのでしょうか? よろしくお願いします

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No.1349 【A-1】

Re:直接溶融処理における排ガスについて

2002-12-06 18:05:39 東京都 / ちしゃ


日経BP
http://eco.nikkeibp.co.jp/eco/keyword/010601.html
高温ガス化溶融炉。1000℃を超える高温で処理するため、ダイオキシンが発生しにくい。

相模原市 ガス化燃焼方式の概要・安全性
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/recycle/epress/minami4_2.html
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/recycle/epress/minami4_1.html
「直接溶融方式は、ごみをコークスといっしょに高温燃焼させて溶融する方式のため、どんなものでも投入できるとされています。コークスを使用するため、二酸化炭素の発生量が多い」

広報なると2001年12月号
http://www.city.naruto.tokushima.jp/koho/html/2001_12/gomisisetu.html
直接溶融炉タイプは補助燃料としてコークスや石灰石が必要であり、排出される二酸化炭素ガスが他の機種に比べて幾分多くなります。

NKK 高温ガス化直接溶融炉
http://www.nkk.co.jp/360/No.47/47j1.html
ガス温度を1,000℃まで上げるとタールの発生を極めて低レベルに抑えることができる。
炉内は残存酸素のない還元雰囲気であるため、ダイオキシン類も生成されにくい。
石灰石の脱塩・脱硫効果によってHClやSOxも少ない。そのため、ガス処理系統の負荷が小さくなる。
という記事があります。

補助燃料、燃やすものによっても違うようです。

茨城県廃棄物再資源化指導センター
http://www.ibaraki-sanpaikyo.or.jp/www13/07.html には
直接溶融炉で廃棄物を事前乾燥し高濃度酸素を使用することで生成された燃料ガス組成(乾ベース)の記事があります。(比較すべき従来炉のガス組成?みつけることができませんでした。)

また石炭コークスを補助燃料としたシャフト式ガス化溶融炉でを石油コークスなどの安価な炭素系燃料に代替する実験 http://www.jec.go.jp/sympo/pdf/2-1.pdf では、
「溶融炉出口ガス、ダスト性状について、バッチ分析により計測した結果で生成ガスの有害成分に着目すると、硫黄系化合物の値が硫黄分の少ない銘柄である米国産A(石油コークス)は通常の都市ごみ処理時とほとんど変わらない濃度であるのに対し、韓国産D(石油コークス)の含有量は著しく大きい:」というコメントがあります。

回答に対するお礼・補足

詳しい回答ありがとうございました.
直接溶融処理ではコークスの影響が強いみたいですね.
ありがとうございました.

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