一般財団法人環境イノベーション情報機構
PFOSについて
登録日: 2005年10月09日 最終回答日:2005年10月10日 地球環境 海洋汚染
No.12736 2005-10-09 06:21:22 misty
有機フッ素化合物の研究を行なっている大学院生です。
その中でPFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸)やその関連物質(PFOA)などが環境中から検出されているという問題があるということを知りました。
でもなぜオクタンなのでしょうか?
中には炭素鎖が7や9、10のものも検出されてもおかしくはないと思うのですが・・・
また、長鎖だと分解されにくいが、短鎖だと分解されやすく環境にも優しいと聞いたことがあります。
しかし長鎖であれ短鎖であれ、C-F結合は強いから分解されにくいとは思うのですが・・・なぜでしょうか?
僕の聴き間違い、理解不足かもしれませんが、どなたか教えて頂けないでしょうか。
よろしくお願いします。
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No.12746 【A-1】
Re:PFOSについて
2005-10-10 16:58:29 あっぷ〜 (
なぜ、オクタン(C8)が注目を集めているかというと、単に使用量が多いからではないでしょうか。
PFAS関連の88物質が、米国TSCAでSNUR適用物質となっておりますが、対象物質リストにはC8だけでなくC6〜C10の物質が入っています。
新聞報道では、PFOS、PFOAのみが取り上げられていますが、報文、学会発表等では、C8以外のものが環境中から検出されたことが報告されています。
短鎖の方が生体蓄積性が低いと報告されていますが、難分解性であることは間違いないと思います。
回答に対するお礼・補足
あっぷ〜様
回答ありがとうございます。
なるほど、どうもPFOSやPFOAしか目に付かなかったので何でだろうという疑問が晴れました。
ところでPFOSなどの年間生産量ってどれくらいなのでしょうか?
3M社が生産を中止したのでかなり減る傾向にあるとは思いますが。
不躾なお願いではありますが、もし何か知見があれば教えて頂けないでしょうか。
お時間のあるときで結構ですので。
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