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環境Q&A

ケミカルリサイクルの種類別の処理コストについて教えて下さい 

登録日: 2002年11月22日 最終回答日:2002年11月26日 ごみ・リサイクル リサイクル

No.1272 2002-11-22 11:09:04 大塚

お仕事お疲れ様です。
プラスチックのケミカルリサイクルに関しては
油化、コークス炉化学原料化、高炉原料化、ガス化等がありますが、各々の処理コストは、どの程度のものなのでしょうか?
 ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示願います。

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No.1292 【A-1】

Re:ケミカルリサイクルの種類別の処理コストについて教えて下さい

2002-11-26 14:20:25 LP

昨年の春頃に月刊廃棄物に掲載された容器包装リサイクル推進協議会日向寺事務局長のレポートから推定しますと

いずれの方法も輸送費を含まないで

○熱分解油化 30〜35万円/トン
○高炉吹き込み 5万円/トン
○コークス炉原料化 3万円前後/トン
○ガス化・・・不明

というようになっています。

材料化リサイクルは白色発泡スチロールに限られており,再商品化に匹敵する輸送コストがかかるそうですので,リサイクルの方法別にコスト比較する対象には向かないようです。

また,自治体から財団法人日本容器リサイクル協会が処理の委託をされる場合に,自治体ごとのプラスチックごみの異物混入の割合が違うため,細かく調べると同じリサイクル方式であっても自治体のごみごとにコストが違うようです。
(再商品化業者は入札方式で決定されるため異物混入が多いと予測される場合には異物混入に強い処理方式がコスト面で有利になる。)

最新のリサイクル処理方法別処理量は下記の記事にでてくる財団法人日本容器リサイクル協会のホームページで公開されていますので参考にしてください。

http://www.eic.or.jp/QA/bbs02.php3?serial=1234

いずれにしても容器リサイクルは途についたばかりといえますので,新しい技術が開発されることも考えれば将来的にどの方式が有利であるかはまだ断言できない段階だろうと思われます。

回答に対するお礼・補足

ご返答ありがとうございます。大変参考になりました。
 私もLP様のおっしゃる通り、現時点でどの処理方法が優れているか、明確ではない状況と思います。
 今後、関連する技術の開発が急速に進むことも考えられるため、コストだけでなく環境負荷という側面からも、その動向について、注視していきたいと思います。

No.1293 【A-2】

Re:ケミカルリサイクルの種類別の処理コストについて教えて下さい

2002-11-26 14:52:20 東京都 / ちしゃ

LPさんへの補足ですが、プラスチックのリサイクル技術については
プラスチックのリサイクル・処理に取り組むメーカーが参加している
社団法人「プラスチック処理促進協会」が下記のように
いろいろな形で情報提供しています。
http://www.pwmi.or.jp/re/index.htm
http://www.pwmi.or.jp/pk/index.htm
http://www.pwmi.or.jp/pk/index.htm

プラスチックを適切に処理し、資源として有効に利用するシステムを
確立するための研究開発を行い、
その普及をはかることを目的にしている団体ですので、
こちらにもコストについてお問い合せになってみてはいかがでしょうか。

社団法人 プラスチック処理促進協会
〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目1番13号
TEL 03-3437-2251 FAX 03-3437-5270
http://www.pwmi.or.jp/
問い合わせページ
http://www.pwmi.or.jp/mail/mail00.htm

回答に対するお礼・補足

ご回答、ありがとうございます。
早速、「プラスチック処理促進協会」へ問い合わせてみたいと思います。

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