一般財団法人環境イノベーション情報機構
炭焼き釜について
登録日： 2005年09月09日 最終回答日：2005年09月13日 ごみ･リサイクル 産業廃棄物
No.12282 2005-09-09 01:59:11 タフマン
どうも、こんにちは。
みなさん、ご教示ください。
焼却炉は構造基準があり、それに適合した物でないと使用できないということになっていると思いますが、
炭焼き釜はどうなのでしょう？
炭焼き釜で廃材を炭にする場合には、規制がかかるのでしょうか。
炭焼き釜と称して廃材を燃やす場合には焼却炉とみなされて仕方ないと思いますが、
実際に炭を作っていて、その炭が売れるというような場合には、どのように考えればよいのでしょうか？
売れる炭でも廃材を使用して作った炭は認められず、適正処理しなければならないのでしょうか？
そうすると、炭をつくるには、伐採木や間伐材などを利用した場合しか、認められないことになりますが、現状はどうなのでしょうか。
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No.12284 【A-1】
Re:炭焼き釜について
2005-09-09 15:17:20 クマネエ （
しかし，弊社の所在地では，焼却炉の一種である炭化炉とみなされて，廃棄物処理法の１５条の設置許可を取得している業者さんもいらっしゃいます。
私どもが接している自治体においては，原材料が他者が排出した産業廃棄物であれば，少なくとも処理するには産業廃棄物処分業の許可が必要だという見解は一致しているように思います。
そして，できた製品が売却可能であれば，有価物として廃棄物処理法の規制対象外となりますが，品質，市況により逆有償となれば，産業廃棄物の燃え殻になり，適正処理を求められるということです。
回答に対するお礼･補足
早速の回答、ありがとうございます。
炭とにするといっても、通常の産廃の扱いは変わらないということですね。
一般常識からすると炭になるんだから、
有効利用でいいと思いがちですが、
あくまで廃材は廃棄物ということですね。
No.12303 【A-2】
Re:炭焼き釜について
2005-09-10 20:24:16 JK （
平成16年9月17日
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の一部を改正する政令案」及び「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の一部を改正する省令案」に関する意見募集の結果について
【廃棄物処理施設に係る規制の合理化等を目的とする改正】
(4)油化施設・炭化施設の処理基準の明確化
（全般的な御意見）
○法第１５条の設置許可を要する施設として、一定の油化施設及び炭化施設を施行令第７条において規定すべき。
○バイオマスガス化発電施設や炭化炉施設は、廃掃法第１５条の施設設置許可対象とすべきでない。
→廃棄物の油化及び炭化を行う場合であっても、焼却が伴う場合は、焼却施設に該当し、一定規模以上の廃棄施物焼却施設は許可が必要とされております。
現在、焼却を伴わない油化や炭化等について、明確な処理基準が定められていない状況の中、油化施設や炭化施設の設置規模や設置数等の実態を踏まえ、廃棄物の適正な熱分解及び熱分解ガス等の適正処理のための設備・構造及び処理の方法に係る基準を定めることとしました。
回答に対するお礼･補足
ありがとうございます。
ＪＫさんの回答をもとにして
もう少し調べてみます。
No.12332 【A-3】
Re:炭焼き釜について
2005-09-13 13:13:23 循（じゅん） （
廃木材を炭にしたものを調湿剤として販売している産廃業者さんもいます。
ただし、煙や悪臭による周辺への悪影響をさけなければなりません。
（過去Ｑ：炭焼の匂いhttp://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=6334）
なお、さきの国会でも取り上げられていました。
第162回国会 106 炭化炉（熱分解装置）と焼却炉、及びその設置許可に関する質問主意書
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b162106.htm
回答に対するお礼･補足
回答ありがとうございます。
なるほど、炭焼きがまについては、その形態によって
焼却炉とみなすという国の方針が出ているのですね。
しかし、炭の材料については、
指針がないのが実情なのですね。
あとは自治体の判断と言うことになりますかね？
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