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環境Q&A

ISO修正と緩和処置の違いについて 

登録日: 2005年06月16日 最終回答日:2005年06月17日 環境一般 その他(環境一般)

No.11043 2005-06-16 06:13:04 genbi

いつもお世話になります。
ISOの規格要求事項では、特定した不適合に対し修正と緩和処置を求めていますが、修正と緩和処置はどのように違うのでしょうか。JISでは修正が「検出された不適合を除去するための処置」とありますが、それって96年版でいう緩和処置と同じではないでしょうか。

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No.11056 【A-1】

Re:ISO修正と緩和処置の違いについて

2005-06-17 10:26:08 あやぴん

修正は、顕在化した不適合そのものに対する処置(JISの定義と同じ)であり、緩和処置はその不適合によって環境に生じた負の影響を和らげる処置と考えられます。

例えば、油タンクの配管に亀裂が生じて油が流出した場合では、配管の亀裂をふさぐのが「修正」、流出した油を回収するのが「緩和処置」となります。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございました。
例で説明頂くと、とても分かりやすいです。

No.11060 【A-2】

Re:ISO修正と緩和処置の違いについて

2005-06-17 11:00:44 ブナの森

是正には、暫定と恒久対策があり、規格の是正処置は恒久対策を言い、暫定が”修正”と考えてください。
具体的に考えれば分かりやすい、例えば有害物質を含む水漏れ
@バルブ閉じる。土嚢を積む・・・等/規格では修正
A環境影響がある・ないで対応が異なり、ある場合:漏れた水の回収・中和処理等/規格では緩和処置
Bシステムの運用見直しや設備の改修など是正処置
Cテストが可能ならテストし、効果の確認。

規格はなるべく実際の状況をシュミレーションしたら如何でしょうか。大抵は、実際に実施されている方法が規格に書かれています。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございました。
そうすると不適合を特定した時に、修正と違い環境影響がないような場合(廃棄物の分別が手順通りになっていない等)、緩和処置は必要ないということですね。必ず修正と緩和処置の2つとも実施するものだと思っていました。

No.11074 【A-3】

Re:ISO修正と緩和処置の違いについて

2005-06-17 17:24:51 もぐらたたき

>いつもお世話になります。
>ISOの規格要求事項では、特定した不適合に対し修正と緩和処置を求めていますが、修正と緩和処置はどのように違うのでしょうか。JISでは修正が「検出された不適合を除去するための処置」とありますが、それって96年版でいう緩和処置と同じではないでしょうか。

間違えやすいので追記します。
是正処置→不適合の原因の除去→再発防止

不適合の除去は是正処置とは違う可能性があります。
通常は違います。

緩和措置はご指摘の通り「不適合の影響を小さくする」処置です。→止血、応急処置

不適合の除去は「不法投棄されたものを回収処置」
原因を除去する再発の防止ではない。

回答に対するお礼・補足

親切な説明ありがとうございました。

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