一般財団法人環境イノベーション情報機構
海水中のダイオキシン
登録日: 2005年06月10日 最終回答日:2005年06月30日 健康・化学物質 ダイオキシン
No.10902 2005-06-10 10:24:33 sato
平成14年度から、水域の水質調査を行っています。
今度海水についても行うことになったのですが、
河川や湖沼と分析方法は変わるのでしょうか?
ちなみに、現在の前処理は、
固相抽出→ソックスレー→多層シリカ→活性炭分画→GC/MSです。
総件数 4 件 page 1/1
No.11141 【A-1】
Re:海水中のダイオキシン
2005-06-22 02:41:47 ちーぬ (
水質の分析は今年度からやってますが、海水も環境水に分類されますので分析方法は河川や湖沼と同様だと思います。
実際うちの会社も海水を分析したことがありますが
分析方法は同じでした。
>平成14年度から、水域の水質調査を行っています。
>今度海水についても行うことになったのですが、
>河川や湖沼と分析方法は変わるのでしょうか?
>ちなみに、現在の前処理は、
>固相抽出→ソックスレー→多層シリカ→活性炭分画→GC/MSです。
回答に対するお礼・補足
回答、有難うございます。私も質問後、色々な文献をあたってみましたが、基本的には変わらないようですね。重ね重ねですが、採水量などはどの程度でやられていたのでしょうか?
No.11153 【A-2】
Re:海水中のダイオキシン
2005-06-23 01:46:24 ちーぬ (
環境水:約60L(60kg)
排水 :約20L(20kg)
をそれぞれ「80μL」に濃縮しています。
ただし、「80μL」のうち半分(40μL)を予備とし、
またその半分ずつ「20μL」×2個をそれぞれダイオキシン用
とcoPCB用にしています。
>平成14年度から、水域の水質調査を行っています。
>今度海水についても行うことになったのですが、
>河川や湖沼と分析方法は変わるのでしょうか?
>ちなみに、現在の前処理は、
>固相抽出→ソックスレー→多層シリカ→活性炭分画→GC/MSです。
回答に対するお礼・補足
ちーぬさん、有難うございます。
当方でも環境水64L以上でやっていますが、この前調べたところ、海水では下限値を得るために、1000L以上採水している事例があり、この辺はどうされているのか気になっていたもので。
海水も64Lでやってみようと思います。
No.11173 【A-3】
Re:海水中のダイオキシン
2005-06-24 02:50:45 循(じゅん) (
>べたところ、海水では下限値を得るために、1000L以
>上採水している事例があり、この辺はどうされている
>のか気になっていたもので。
対象海水の他の有機物等汚染具合をみて採水量を調整したほうがよいでしょう。
たとえば清浄な地下水や海水の分析では1000L連続採水することもあります。
それと、サンプリング地点(場所、深さ、潮位など)の選び方もしっかりと考察しておくべきです。
評価のときに思わぬ指摘をされることがありあます。
河川水との混合具合や底質の状態も調べるべきでしょう。
他の調査結果(国や自治体)を参考にするとよいでしょう。
回答に対するお礼・補足
遅ればせながら、
循(じゅん)様 有難うございます。
確かに、バックグラウンドは詳細に知りうるべきですね。
一応、計画としては海水と底質を分析する予定です。
今のところ64L程度の採取になると思います。
No.11266 【A-4】
Re:海水中のダイオキシン
2005-06-30 02:10:04 循(じゅん) (
最近のトピックスからダイオキシン類調査に関するものを掲載します。
環境省記者発表資料
平成17年6月29日
環境モニタリング(常時監視等)に関する基準の制定について
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6132
国交省記者発表資料
(平成17年3月30日発表)
「ダイオキシン類調査における品質管理マニュアル(案)」の策定について
http://www.mlit.go.jp/river/press/200501_06/050330-2/050330-2.html
「河川、湖沼等におけるダイオキシン類常時監視マニュアル(案)」及び「河川、湖沼等における底質ダイオキシン類対策マニュアル(案)」の改訂について
http://www.mlit.go.jp/river/press/200501_06/050330-3/050330-3.html
環境JIS(ダイオキシン)の改定
2005/06/20
JIS K0311、K0312が改定されました。
http://www.jisc.go.jp/
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)
2005/6/22
「ダイオキシン類測定方法に係る日本工業規格改正に対する特定計量証明事業者の対応について」
http://www.nite.go.jp/asse/mlap/top.html
***********************************
ちょっと古い情報で恐縮ですが、次の二点に関する記事を見つけましたので、お知らせします。
>海水では下限値を得るために、1000L以上
>サンプリング地点(場所、深さ、潮位など)の選び方
NIREニュ−ス1999年1月
「数種の内分泌攪乱物質の海水中三次元分布について」
http://www.aist.go.jp/NIRE/hist/2000-01-24/publica/news-99/99-01-2.htm
(旧:資源環境技術総合研究所;現在は独立行政法人産業技術総合研究所)
総件数 4 件 page 1/1