環境Q&A

No.1109 【A-1】

Re:常監局のデータ

2002-10-04 09:33:21 東京都 ／ ちしゃ （

水質汚濁防止法に基づいた公共用水域の水質の常時監視は、都道府県が実施し、環境省が経費助成を行っています
http://www-gis.nies.go.jp/intro/water/chiten.html

公共用水域水質測定項目には環境基準項目（健康項目）２６項目と生活環境を保全するための環境基準項目（生活環境項目）９項目、トリハロメタン生成能に関する項目があります。
http://www-gis.nies.go.jp/intro/water/koumoku.html

一方、一級河川の管理者である国土交通省も全国一級河川の主要水域で水質自動監視測定機器等の設置を行っています。
http://www.cbr.mlit.go.jp/chugi/html/project2001/15.html
http://www.env.go.jp/water/water_pamph/14-17taisaku.pdf

国土交通省河川局が所管する観測所における観測データ（雨量、水位、流量、水質、底質、地下水位、地下水質、積雪深、ダム堰等の管理諸量、海象）は水質水文データベース
http://www1.river.go.jp/　から提供されていますが
水質水文データベースの水質観測項目は　http://www1.river.go.jp/wq_k.html　と公共用水域水質測定項目と重複してはいますが、全く同一ではないようです。（国土交通省データのほうが測定項目が多い）

以上のことから、
環境省の公共用水域測定結果とは別に
http://www.eic.or.jp/news/detail.php3?serial=2117&sort=&word=%8C%F6%8B%A4%97p%90%85%88%E6

国土交通省は独自に河川の水質調査結果を公表しているようです。
http://www.eic.or.jp/news/detail.php3?serial=3409&sort=&word=%90%85%8E%BF

ただし、環境省の公共用水域の測定地点を見ると国土交通省の測定地点と同じ地点が含まれており、情報の連携はされているようです。

No.1110 【A-2】

Re:常監局のデータ

2002-10-04 09:34:58 東京都 ／ ちしゃ （

回答続きです。
一方大気では国土交通省の常時監視という話はあまり聞かないように思います。

大気汚染防止法に基づき、全国の大気環境常時監視測定局において都道府県等が実施する常時監視測定結果は、環境省に毎年度報告されています。（つまりこちらも調査主体はほとんど都道府県）

例えば、大気汚染物質広域監視システム・そらまめ君　測定局の種類
http://w-soramame.nies.go.jp/index/setsumei/kyoku.html#shurui
の情報によれば、全国には1,721局の一般大気環境測定局、415局の自動車排出ガス測定局がありますが

平成14年版　環境白書　大気環境の監視観測体制の整備
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/hakusyo.php3?kid=215&serial=12929&kensaku=1&word=%8D%91%90%DD　によれば、このうち国が設置した測定局（国設大気環境測定所）は10か所。それ以外は自治体が設置した測定局になります。

環境省では、これらの集計値をとりまとめて公表していますが、もともと自治体が設置したものですので、
自治体が独自に情報公開しているところもあります。ただその場合も最終的な測定値は同じになるはずです。

参考　大気汚染情報リンク集 （さまざまな自治体の測定データ情報）
http://www.hir-net.com/link/weather/atmosphere.html

国立環境研究所　環境数値データベース
地方自治体（数値情報提供）関連サイト
http://www.nies.go.jp/igreen/link.html

他の情報をご存じの方がいらっしゃいましたら、補足ください。