一般財団法人環境イノベーション情報機構
これからのエネルギーについて
登録日: 2005年05月28日 最終回答日:2005年06月04日 エネルギー その他(エネルギー)
No.10746 2005-05-28 12:41:02 さしこし
化石燃料にかわる新エネルギーについて考えています。
メタンハイドレートは、日本近海に多くあるという情報はいろいろ集めたのですが、その日本近海にあるメタンハイドレートは地球全体にあるメタンハイドレートからみて、何パーセントくらいになるのかご存知の方、いらっしゃいませんでしょうか。
また、日本が現在の海外エネルギー依存体制を変えるにはどうしたらいいと思いますか?
と、このようにエネルギー問題についてメタンハイドレートなどから考えて論文を書こうかと思っているのですが、他にこういうアプローチをすれば面白いのでは?というご意見がありましたら、教えていただけませんでしょうか。
宜しくお願いします。
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No.10747 【A-1】
Re:これからのエネルギーについて
2005-05-28 02:59:41 無鉄砲 (
●メタンハイドレートも一種の化石燃料ではないか? これに安易に手を着けて、人類の未来は大丈夫か?
●中国やインドなどの人民がこぞって米国のようなエネルギー浪費型ライフスタイルを選択したら、果たして日本は海外エネルギーを確保できるのか?
●しばらく待てば、日本の人口は自給自足可能なまでに減少するのではないか?
期待しています。
No.10818 【A-3】
Re:これからのエネルギーについて
2005-06-04 02:24:47 資源屋 (
>レートからみて、何パーセントくらいになるのかご存知の方、い
>らっしゃいませんでしょうか。
埋蔵量については日本も含め各国で調査中ですから、現時点での日本国占有率を述べてもあまり意味はないと思います。(いや、単に調べるのが面倒だっただけなのですが^^)
ただ、資源屋からみれば、埋蔵量というのはあまり意味のある数字ではありません。出資者を募るための宣伝材料や、エネルギー外交のカードに使うくらいでしょう。
資源屋が重視するのは「可採鉱量」です。可採鉱量は商業として採算の取れる採掘量のことで、自国で使い切れない量に相当する資源が埋蔵されていても、それを採取するのに赤字になっては会社としてやっていけません。
しかし当初はペイしなかったものでも、採掘技術の向上により採算ラインに乗ることも少なくないため、石油のように「あと30年で枯渇する」と何十年も言われ続けるようなことにもなります。可採鉱量も年を経るにつれ変わってくるというわけです。
というわけで、メタハイの採掘技術が確立されていない現在では、海底に存在することがわかってはいても、エネルギーとしては存在しないも同然です。エネルギーとして使えるかどうかは今後の採掘技術次第ですね。
そもそも日本には国内のエネルギー消費量を十分賄えるだけの石炭が埋蔵されていると言われていますし、日本近海にはマンガンノジュール(マンガン団塊)と呼ばれるマンガン、鉄、レアメタルの固まりが大量に存在していることが知られています。これらを採取することができればハイテク工業に必要なレアメタルも自給できると言われています。これも、採取できたなら.....というとこがポイントで、今のところは絵に描いた餅、石炭もレアメタルも輸入に頼るのは、そのほうが安上がりだからです。
メタン(天然ガス)も、石炭も、レアメタルも、とりあえず外国から買ってくるほうが安く、今無理をして採取しても消費者に価格が転化され、よけいな負担がかかるだけです。
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