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環境Q&A

CODと有機酸 

登録日: 2005年05月10日 最終回答日:2005年05月15日 水・土壌環境 水質汚濁

No.10521 2005-05-10 06:58:28 だんじ

発酵により有機酸が増えると,CODマンガンの出現率が低くなり,有機酸の多い排水を評価する指標には不適であると言われますが,なぜ出現率が低くなるのでしょうか?
有機酸がどのような影響を起こしているのでしょうか?
いろいろ調べてみたのですが,排水処理・化学初心者なので見逃しているのか理解できる文章を見つけ出すことが出来ません.
ご存知の方,助言お願いいたします.

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No.10563 【A-1】

Re:CODと有機酸

2005-05-15 00:31:33 つもった

CODマンガンの問題点としてあるのが加熱反応が開放型であるため低沸点の有機物については、反応の途中で揮散してしまうためその分低い値となってしまうことである。有機物が分解されということは、分子量がより低い成分になるとのことであり、その分沸点が下がることになり、その分CODマンガンの反応課程で揮散しやすくなり、損失する。その結果低い値となる。有機物の測定の場合、目的にあった方法を選ぶべきであって、CODマンガンは法律に則った方法であり、本来の有機物を測定する方法ではありません。
有機物を測定方法にはいろいろあり、その利点、欠点を理解して方法を選択するべきでしょう。 

回答に対するお礼・補足

早速の回答有り難うございます。
納得できました。
わかりやすい回答を有り難うございます。

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