生物濃縮について
登録日: 2005年04月25日 最終回答日:2005年05月11日 健康・化学物質 その他(健康・化学物質)
No.10420 2005-04-25 12:17:13 ささ
すみません。
化学物質の生物濃縮について勉強しています。
そこでわからない点が出てきたのですが、
・bioaccumulation
・bioconcentration
・biomagnification
という、それぞれ3単語の定義は何でしょうか。
勉強不足ですみません。
参考になる資料・Webサイト等はありませんでしょうか。
どなたか御教授お願いします。
ささ
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No.10429 【A-1】
Re:生物濃縮について
2005-04-25 19:01:05 aqua-play (
http://www.google.co.jp/
bioaccumulation
EICネット[環境用語集:「生体内蓄積」
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=1457
bioconcentration
EICネット[環境用語集:「生物濃縮」]
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=1492
biomagnification
[食物連鎖、生物濃縮]
http://www.jcpa.or.jp/qa/detail/11_06.htm
回答に対するお礼・補足
aqua-play様
早速の御返答、どうもありがとうございます。
それでもすみません。
紹介していただいたサイトを見ても、
まだちょっと3つの言葉の区切りがよくわからないんですが、
生物→生物への蓄積がbiomagnification、
水(環境)→生物への蓄積がbioconcentrationあるいはbioaccumulation
ということでしょうか。
No.10435 【A-2】
Re:生物濃縮について
2005-04-26 06:48:42 黒い水 (
英和和英 生物学用語辞典
英和和英 生化学用語辞典
他 自分にあったものを探してみてはいかがでしょうか
No.10436 【A-3】
Re:生物濃縮について
2005-04-26 06:51:56 aqua-play (
の11ページに記載されていますが
直接ファイルをリンクしているので注意
回答に対するお礼・補足
aqua-play様
返答がおくれてすみません。
情報どうもありがとうございました。
いつも早いレスポンス、感謝しています。
No.10454 【A-4】
Re:生物濃縮について
2005-04-28 02:38:50 無鉄砲 (
biomagnificationは、条約前文の三つ目、「Arctic ecosystems and indigenous communities」に関連してのみ使われています。食物連鎖に関する記述に用いられるようです。
残りの二つは、もっぱら物質の性状を記述する用語として附属書DとEで何回も使われています。
測定手段があれば、「…factor」という形で用いられます。日本語でも、私などは、蓄積性と濃縮性(度)をチャンポンで使っています。
枕はこれぐらいにして。。。三つの用語についてきちんと解説したサイトがありましたので、御覧ください。
http://toxics.usgs.gov/definitions/bioaccumulation.html
http://toxics.usgs.gov/definitions/bioconcentration.html
http://toxics.usgs.gov/definitions/biomagnification.html
回答に対するお礼・補足
無鉄砲さん
御教授ありがとうございます。
勉強になりました。
ずうずうしいようですみません。
またちょっとお尋ねしてもよろしいでしょうか。
生物濃縮係数の求め方も、定義があるのでしょうか。
というのも、えさ-捕食者の間で有機汚染物質の蓄積があるといっても、分析する部位(組織かな)によって物質の蓄積は異なると思うのです。
例えば、魚は全体で分析し、それを食べる鳥は肝臓のみ分析した場合、鳥(肝臓)の汚染物質濃度と魚(全体)の汚染物質濃度の比を本当に生物濃縮係数として扱っていいのでしょうか。
あと、もう1点。
有機物質の場合、脂肪重量当りで濃度を表記することが多いのですが、生物濃縮係数を求める際、湿重量当りと脂肪重量当りのどちらのベースを基にすべきでしょうか。
質問ばかりですみません。
No.10528 【A-5】
Re:生物濃縮について
2005-05-11 13:23:37 無鉄砲 (
化審法の新規化学物質の届出では、OECDテストガイドラインに準拠した濃縮度試験方法によるデータを使用します。http://www.safe.nite.go.jp/kasinn/pdf/osakana.pdf
この試験方法の解説を読んでいただければ、お尋ねの件のいくつかは解決すると思います。
ここで指摘させていただきたいのは、データをもとにどういう立論をするかは、自由であるということです。魚の個体濃度と鳥肝臓の濃度との比較が適当かどうかは、ほかのデータで両者の関係をどれだけ説明できているかで違ってくると思います。いずれにしても、この場合の用語は、biomagnificationを使うべきでしょうね。
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