一般財団法人環境イノベーション情報機構
「油分」の分析方法について
登録日: 2005年04月22日 最終回答日:2005年04月25日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物
No.10374 2005-04-22 12:08:56 hitowa
みなさん、こんにちは。
食品工場排水処理過程から出る汚泥を脱水し、この脱
水ケーキをコンポスト化することとなりました。
この際、溶出試験をしますが、その中で「油分」を測
定します。
この「油分」の分析方法は、ノルマルへキサン抽出物
質方法でよいのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
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No.10409 【A-1】
Re:「油分」の分析方法について
2005-04-24 22:29:50 とも (
>水ケーキをコンポスト化することとなりました。
>この際、溶出試験をしますが、その中で「油分」を測
>定します。
コンポスト化での分析、とのことですが、その規定(法律)はどのようなものでしょうか。肥料分析法ですか?それならば管轄の役所に確認することがよいと思います。
ご存知のように、昔は四塩化炭素を使った油分分析法がほとんどでしたが、四塩化炭素が使用禁止になった今、ノルマルへキサン抽出物質方法で行うことになるとは思います。しかしながら、法律に合致していないとまずいのは事実です。
回答に対するお礼・補足
ともさま、御回答ありがとうございます。
法律上、測定義務はないのですが、コンポスト化する業者の方より、性状分析として行って欲しいとの要請でした。
外注に出すつもりです。多分、「S-316」という溶媒を使った分析になるとおもいます。
No.10424 【A-2】
Re:「油分」の分析方法について
2005-04-25 16:10:08 分析機関A (
>この際、溶出試験をしますが、その中で「油分」を測
>定します。
>
>この「油分」の分析方法は、ノルマルへキサン抽出物
>質方法でよいのでしょうか?
>
汚泥コンポスト(肥料)における溶出試験は、S48総理府令5号別表1に示す有害物質のみと解釈しております。
…「油分」の基準は海洋汚染防止法にあり対象外です。
どのような背景で項目設定されているかが不明なため、的確な情報とは言えませんが、
原料の情報から「油分」とは動植物油脂の総量(含有量)としてノルマルヘキサン抽出物質分析が妥当と察します。
予定されている四塩化炭素代替溶媒の「S-316」による油分は鉱油類対象であり、測定値の意味を為さないのではないでしょうか。
回答に対するお礼・補足
分析機関Aさま、御回答有難う御座いました。
確かに対象外なのですが、コンポスト会社の方から性状確認のため、分析しておいて欲しいとの要請がありました。法的な意味はありません。
四塩化炭素の代わりにS-316を使うときいたのですが、不勉強でして、鉱油類対象とは知りませんでした。勉強になりました。そうしますと、n-ヘキサン抽出物質が最も適当となるようですね。
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