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環境ニュース[国内]

イギリス、ペット密輸を取り締まる新法案を支持

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2024.04.02 【情報源】/2024.03.15 発表

イギリス政府は、動物福祉行動計画の公約実現に向け、ペット密輸を取り締まる議員提出法案への支持を表明した。悪徳ブリーダーや業者が密輸に利用している現行法の抜け穴を埋めるという。
イギリスには大量のペットが輸入されており、2023年には32万匹がペット旅行協定の下で持ち込まれ、4万4,000匹が商業輸入された。ペット密輸は動物福祉の重大な問題と関連していることが多く、密輸されたペットは病気発症や死亡のリスクが極めて高い。
本法案の施策によりペット旅行協定を強化し(イギリスに持ち込める動物の数の削減等)、ペット連れの旅行者を装った販売目的の動物の密輸を防止。また、輸入する犬猫の最低年齢を15週齢から6ヶ月に引き上げる。二次法では、臨月に近い犬猫、断耳・断尾・抜爪された動物の輸入も禁止する。
動物福祉に関してはこのほか、家畜輸出やペット窃盗等を取り締まる法案が提出されている。2021年の行動計画の発表以来、動物の知覚力を認識する新たな法の導入、動物虐待の厳罰化、象牙取引禁止の対象拡大等を実施してきた。

【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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