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環境ニュース[国内]

アメリカ環境保護庁、水インフラ事業に27億ドルの回転基金を提供

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2021.04.07 【情報源】/2021.03.22 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、世界水の日の3月22日に、州、準州、部族社会などの水インフラ事業に対し、州回転基金(SRF)として27億ドル提供すると発表した。
 うち11億ドル超は飲料水SRFとして、製給水管の撤去、給水事業者のサイバーセキュリティの向上、洪水などの災害への耐性構築、パーフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)などの汚染物質処理設備の設置など、飲料水の安全性を確保する事業に提供する。返済期限の延長など融資の柔軟性も確保し、あらゆる地域が基金を利用できるようにする。
 残りの約16億ドルは水質浄化SRFとして、老朽化した排水設備の交換・改修、水再利用の推進、流出雨水への対処など広範な水インフラ事業に提供する。
 また、小規模な地方および部族社会の排水事業者に1200万ドル助成することが発表された。この助成プログラムは2018年アメリカ水インフラ法に基づき、排水事業者に情報、研修、技術支援を提供し、安全な排水設備に関する連邦および州の規制を確実に遵守できるようにするもの。
【アメリカ環境保護庁】

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